一年間を想う短歌 \二年目へ!/
早や二十歳 あの日の君の 面影は
美へと成り果て 僕を惑わす
辛き世と 幸せな世と どちらかば
守る人なく 答え決まりけり
お別れと 成長の涙 花散らし
同じ空見て 僕ら微笑む
積み上げた 君との夢や 思い出は
嘘嘘嘘で 崩れ落ち行く
君のその 辛いくらいの 優しさに
気付いたときには 真っ白な花
容赦ない 偏見の雨 悲しみを
嘲笑う薔薇 清らかな百合
僕の他 君を傷付く 者あらば
それを許した 僕が消え逝く
窓越しに 覗く祭りや 夢花火
鮮やかなる色 静かに散る君
”死なないで” ”殺さないで”と 嘆く声
涙が葉落とし 罪色の花
まだ元気 若きに混じる 爺婆は
秋晴れ照らす 僕君笑顔
頑張りが 認められない 君だけど
それ意思と知り 更なる称賛
冬至の夜 冷えし体を 温める
柚子湯は僕から 君の贈り物