Ⅷ
第八話
コンコン。
雨天のある日、殺し屋の家の戸を叩く青年がいた。
しばらくすると、戸が半開きで誰か顔を覗かせている。
?「………どちら様で?」
青年「依頼を持って来た。開けてくれ。」
?「………どちら様で、と聞いたんだが。」
青年「おっと、失礼。シラスヌ国の使いだ。」
?「………OK、入りな。」
戸が一旦、閉まりそして何かが外れたような音がして、戸は開いた。
?「着いてきな」
青年は、その少年じみた殺し屋について行った。
リビングの様な所に着くと
?「座ってどうぞ。」
ソファに指を指してそう言った。
立っているのも、なんなので座ることにした。
しばらくして、その殺し屋はコーヒーを持って来た。
ヤーン「チームシャドウのヤーンだ。その依頼ってえのは?」
青年「ああ、国から重要な資料が盗まれた。それを取り返してもらいたい。」
ヤーン「報酬は?」
青年「3億リル、頼めるか?」
ヤーン「(まあ、この程度が妥当か。)いいだろう、受けさせて頂く。」
青年「その資料を盗んだのは、アルカティア盗賊団という組織的な罪人達の集まりだ。」
ヤーン「他に情報は?」
青年「今回は、他に協力者が一人いるそうだ。特徴は…」
ヤーン「それは、必要無い。他には?」
青年「………これ以上は何も、聞かされてない。」
ヤーンは、嘘の色は見えなかった。彼が言っているのは、確かなのだろう。
ヤーン「了解した。後はこちらに任せて頂こう。」
青年「では、これにて失礼する。」
青年はコーヒーを一口飲んで帰って行った。
ーーーーー二時間後ーーーーー
ヤーン「ということで、今回はルナと俺で行く。」
アラン「理由は?」
ヤーン「もし、見つかった場合にはルナの能力が役立つ。」
ルナ「まあ、そうね。そうならないことを願うけど。」
ヤーン「今回は、マルセルタウンの方に行く。加えて長期滞在が予想される。準備は整えとけよ。因みに、俺はもう終わっている。出発は明日の0・02A(AM2:00)だ。」
ルナ「分かったわ、じゃあ早速準備してくるわね。」
そして、深夜2時。2人は電車に乗って、マルセルタウンに着いた。
ヤーン「さて、まずは宿屋でも探すか。」
ルナ「そうね、目立たない場所を選びましょう。」
そして、ちょうど良い宿屋『ドルフィン』に泊まることにした。
ヤーン「では、まず情報収集をしよう。少しでも、多くの情報を手に入れて置きたい。」
ルナ「了解。じゃあ行きましょう。」
そうして、しばらく情報収集を行った(おこな)のだった。
座談会
OK!お疲れ様です。
ヤーン「ふぅ、終わった。」
ルナ「出番って、いいわね。」
アラン「お疲れ様ー。」
今回は、いつもより少し、少ない感じでしたかね。(字数の話)
ヤーン「まあ、大丈夫だろ。」
アラン「いや、俺も出番が早く欲しい。だから、頑張ってくれよ作者。」
もちろんです!
では、今回はここらで
次回も見て下さいね。(くれよ。)(くれよな。)(ね。)