Ⅰ
どうも作者の速川 渡です。
暇潰しにでもなったら幸いです。
ではどうぞ、ごゆるりとお読み下さい。
罪人たちの夜
第一話
朝ー目覚まし時計の音が鳴り響く。
ヤーン「・・・・・・うるさいなぁ。・・・・・・」
アラン「おい!起きろ、朝だぞ!。」
ヤーン「うるさいっつーの。・・・たくっ、目がバッチリ覚めちまったよ、
仕事でも来たのか?。」
アラン「ん?、ああまあそれもあるが、お前を叩き起こすのも
楽しいからな。」
ヤーン「・・・・・・。」(とても冷めた目でアランを睨む。)
アラン「(怖っ!)飯できてるから早く来いよな。」(ヒュッ)
と言ってアランはその場から消えた。
ヤーン「テレポートか。・・・・・・チッ。」
説明しよう!
殺し屋や罪人の中にはパスティという特殊能力を
持っている者が多い。アランの能力は言うまでもなく、テレポーテイションである。
ヤーンもパスティを持っているが、それはまたの機会に。
話を戻そう、ヤーンは着替えてリビングルームに移動した。
リビングではアランが朝食を食べていた。
アラン「よぉ、はい新聞。」
ヤーン「ん、はいどーも。」
ヤーンは先ほどの事を怒っていない様子、それは仲がいいからか
それとも、毎日やられて慣れたのか・・・。
朝食のパンを片手に新聞を読む。
ヤーンはほぼ毎朝こんな感じだ。
ヤーン「依頼は、大量殺害かな?。」
アラン「正解、なんで分かった?。」
ヤーン「新聞の1番大きな見出しにこうあったからさ。
『罪人たちの夜が近日、行なわれる⁉︎』
てな。」
アラン「情報嗅ぎ付けられるほど、国は落ちぶれたのか?。」
ヤーン「・・・・・・なんで、本音言わないんだ?。」
アラン「なんとなく、それと・・・お前でちょっとばかし遊びたかったか(ズバン!)
らさ。」(ドヤ顏)
今の(ズバン!)は言うまでもなく銃声である。そして、それをアランは
またしてもテレポーテイションでかわした。
ヤーン「お前なぁ、能力使いすぎたぞ、つ「使いすぎには注意しろだろ
?。」・・・分かってるならいいけど・・・・・・。」
アラン「心配すんなって、あの時の俺とは違うんだからよ。」
ヤーン「そういうこと言ってるから、心配なんだよ。」
アランは過去に能力の使いすぎで、一週間寝込んでしまったことがあり、
大変なことになったのだが、とりあえず今は大丈夫だと本人が言っている。
ヤーン「まあ、そろそろ行きますかね。」
アラン「おう、先行っててくれ。片付けしてから行くからよ。」
ヤーン「OK、じゃあ行って来る。」
ヤーンはそう言い、窓から飛び降りた。
誤字脱字、講評批判をコメント欄にお願いします。