とある怪盗の受難 謎のお話
前作の続きです。
ややラブ要素ありです。
やあ、またあったね。はじめましての人もいるかな?
俺の名前は怪盗シンドバット。世界を又にかける怪盗だ。
まあ、自己紹介はここまでにして今回は俺がお宝、もとい暗号を盗む訳を話そう。
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俺が怪盗をやるのは、今は亡き父親の影響だ。
俺の父親は怪盗だった。
幼い頃に母親をなくした俺はいつも一人で父の帰りを待っていた。
そんなある日、ベットで寝ていた俺は物音で目が覚めたんだ。父親が帰ってきたと思った俺は、飛び起きて父親のもとへ行こうと扉を開けた。
そこで俺は見たんだ。日夜、騒がれている怪盗シンドバットの衣装をまとった父親を。
「と、父さん…!?」
「――――――っ!」
はっとしたように振り返った父親は困ったように笑った。
「見てしまったか…」
そっと父親は俺の髪をかきあげた。
「いいか?これは父さんと、お前だけの秘密だからな。父さんが怪盗をするのは母さんの死の真相を知るためなんだ」
「母さんの?」
「いつかお前も知ることだから今告げよう。母さんの死は事故じゃない」
「事故じゃない…?」
それが意味するところを俺は瞬時に悟った。
「母さんは…母さんは…殺されたって言うのか!?」
父親は静かにうなずいた。
「母さんの死は世界に散らばる宝に刻まれた暗号が関係しているんだ」
「暗号?」
何か自分の知らないところで、父親がとてつもなく大きな何かに巻き込まれている。そんな感じがした。
俺はきっ、と瞳に力を込めて父親を見た。
「父さんだけじゃ溶けない暗号なんだろ?俺にも 手伝ってほしいと思うくらいの」
父親はうなずいて、ずっと謝っていた。巻き込んですまないと。
それからしばらくして、父親は殺された。路上で射殺されているのが発見されたんだ。
俺は父親が解き明かそうとしていた謎を追いかけるため、シンドバットが死んだとわからせないため、怪盗をすることになった。
父親が殺されてわかったことがある。父親がおっていた謎は一般人に知られてはいけないことなんだと…。
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なんか、悪いな。こんなシリアスな雰囲気にするつもりはなかったのにな。
それに、俺は喋るつもりはなかったんだ。君を巻き込みたくなかったから。
どうやら俺は君に惚れてしまったらしい。だから俺に君を守らせてくれないか?もう、大事な人を失いたくないんだ…。
だから、次に会うときまで、影から君を守るよ。
君がまた俺に会いに来てくれるときまで…。
I love you my ふprinces…