ブラットレッド
ブラットレッドが何のことなのか
知らない方はネットで検索をするのも良いと思います
そしてグードリは静かに倉庫の扉を閉じた
「んで、この馬車の中に何かがあるって事ですか?」
私は馬車の辺りを歩きながら彼に言った。
「ワシには分からない者だから君が何とかして欲しい
初めに見つけたた時は寝ていたからそのまま縛っただけだから」
「何とかしろって言ってもですねー」
私は少し暗い馬車の中に入ってみた。
「グウゥー」
今の状況で耳で分かることが1つある
誰かが気楽に寝てるって事だ
そして目で分かって理解したのがあった
馬車の中には赤い髪の可愛い顔をした少女が
両手をロープに縛られた状態で寝ている事を
不思議なのは服を何もきていないって事
そしてその少女の骨盤から下半身が真っ赤だって事
「(グードリが殺したのか?
それにしちゃこの子は寝れないだろ
普通に死んでるだろ)」
よーく見てると下半身にもロープで縛られていた
赤い色は血ではなかった
まるくしている蛇の体だった
「(え?えぇぇ?!
今までやった仕事って力仕事だけだったのに
グードリはこの子を私にどうしろって言うのだ?!)」
私は少女の上と下を何回も見てから
遂に思い出した、この少女がラミアだってことを…
「よっとして、これ…何なのか知ってますか?」
私はグードリに聞いてみた。
「いや…ワシは発展している都市にある獣人だと思うけど
下半身が蛇の体である場合は見たことはないね」
グードリは「じゃ後は任せた」とか言いながら後ろで見ているだけだった
「(そうですよねー
私もまだ見たことはないですー
前に聞いただけですからね?
人と動物の体が混ざっている半人半獣が
この世に存在するって夢見たいな話をね?)」
私がどうするべきか分からないその時
縛っていた少女が目を覚めた。
「ウゥム…」
目を開けた少女の瞳は下半身や髪の色のように赤かった
「(結局目覚めてしまったぁ…)」
「シイイィィィ!!!」
少女は目の前の私を見て蛇から聞くような音を出し、尻尾の先がかなり早く振動した。
「(これって脅すのか?)」
私は少女の肩に左手を近ずいた。
「シイィィィッ!!」
少女が脅しをするのはそれがラストだった
噛まれた
「大丈夫なのか?」
今はグードリに出来る事は何も無かった。
ただ見てる事しか出来ない
私は構わず右手で少女の頭を撫でて見た
どうやらこの少女は私を襲ったり
攻撃する意思はないようだ。
「(この子…毒とか無いだろうな
有ったら本当にまずいんだよ)」
ただ脅えていただけであった
目を覚めたら自分が縛られているから
それに、認めたくはないが…
恐そうな男が目の前にいるから
私は不安や恐怖を感じるこの少女に安心感をあげた。
そうしたら直に目が変わって
噛んでいた私の左腕も離してくれた
そしてまた目を閉じて寝てしまった
「ロープはもうといてもいいですよ
人を襲ったりしませんから」
「じゃ信じて見ようか
これから君が育つのだからね」
グードリは馬車に乗って縛っていたロープをといながらそう言った。
「(へ?育つ?私が?)」
頭を何かに殴られた気分だ
自然にグードリが言ったのが
頭に刺さった
「言葉とか色々あるだろう?
それに君は村で困ったことがあるなら
何でも手伝ってくれるだろう?」
「(なに言ってんだこのオッサン!?
確かに私はそうだけど?
子供を育つのは別でしょう
もう奴隷じゃないんだぞ?)」
グードリと話した結果、
この子は私の家で住むことになってしまった
「君以外この子を制圧できる人は無い」とか言いながら…
それで、この子が自分の居所に戻れる時まで
私が背負うことになったのだ
「(ってかこの辺りに住んでるのかな
それとも他の地域から来たのか?)」
「んで?名前はあるの?
言葉とかは理解できる?」
私は自分のモーフを少女の肌かを隠すためにかして上げた
そして家に戻る道に少女に聞いて見た
短い間だけ一緒なら私も名前を教えても
特に問題は無いと思ったから
「アミ…おじさんは名前が何なの?」
意外と少女には言葉か通じるみたいだ
「私の名前はソビウスだ。
それにこれからはお兄さんって読んでくれるかな
さすがにこの歳でおじさん呼ばれるのは何だからね」
それ以外、色々聞いて見た。
何処で住んでいたのか、家族はあったのか、
どうやって馬車に乗ってしまったのか…
答えは全て「知らない」だった
「これを最初に聞きたかったけど
君は毒とか持ってるの?」
「よく分からないけど多分、無いよ
それよりソビウス、それーー飲んでいい?」
アミは私を見ながらそう言った。
「飲むって何を?水なら家にあるけど」
私が飲み物とか持っていたのかな
頭で記憶し、手で探してもやはり無かった
「左腕に流れてるそれーー飲ませて」
私は自分の左腕を見た
アミが今、飲みたい物はは私の血だった。
「(聞いた話と同じすぎだろ
若い男性の血を飲むなんて)」
ラミアの伝説は幼い男の子に良く言ってくれる
普通にあるそんな昔話だ
悪いことをしたり夜中に1人でうろついたら
ラミアに捉まってしまうとか
幼いころ私が売られる前にそんな話を
誰かに聞いたことがある
「それは無理!血は多く抜かれると死ぬんだよ?
私を殺したいの?!」
私がアミに殺されるとアミは村から確実に追い出されるから
こうなると2人ともメリットがない
「私は少しだけ飲むから大丈夫ですよ
それに、もしも毒があるのなら抜いた方が良いじゃない?
ソビウスお兄さん?」
自分が欲しい物を言って
相手の条件を満足させる
見事な交渉だ。
「外ではダメだーーもし誰かに見られると
アミは村で悪い印象を残すからね」
「飲ませてくれるのなら早く飲みたいなぁー」
家に帰って早速ベットに横になって
噛まれた傷口をアミに吸われた。
私の心配とはウラハラにアミに毒はない
ただチュチュと私の腕を吸っていた。
アミは笑顔をして血を吸うのと
傷口を舐めるのを繰り返した。
私はそのまま眠くなって目を閉じてしまった
「(まだ食事もしてないのに…)」
アミが血を飲むのは前に聞いた伝説です
ラミアは子供や男性の血を飲むと言う話でしたから
この後も宜しくお願いします