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詩集「無地ノート」

夜の詩【詩】

物言わぬ言葉の海に

私を沈めるのは あの人

からだと同じほどぬるまった水の中では

小波さざなみさえきこえない


水分子のひとつひとつが言葉

この海は言葉の墓場

あるいは卵巣

私の吐く息 ひとつひとつが

泡になってのぼってゆく

めざめる

よみがえる

あの人の耳もとで


ゆらゆらめく薄明かりのもと

言葉はまるで亡霊のよう

私はあの人の手を握ったまま

ただ潮流に身をまかすだけ

そして詩を紡ぎ続ける


∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴

昔の詩です。

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