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遠い日の不安
お読みいただきありがとうございます。ときどき誰か見てるかなとか調べて、何か書かなきゃなと思ってました。大して更新もしないのに読んでくださりありがとう。御礼に第4の詩を作ることにしました。
闇に包まれること勿れ
生まれた頃に誰かに頼らざるをえないから
遠い日の不安が牙を向けて内側から
襲いかかる
幾つもの日を浪費したつもりで
この日々のうちに育まれたものもある
霧に包まれたり塵と化すなら
考えても今を生きるしかないでしょうけど
続きのなかに誰もが身を焦がされて
会話をまた引き延ばしている
岸に向かうならただ決心すればよい
けれどもお喋りな生き物は退屈に打ち負かされる
こころのなかに嵐が上がる
あとは受け入れてゆく
こころのなかは渡されない
破壊されたあとにまた炎を呼び込んで
表面の色は変わってゆく
一つ言うなら他者の存在は鏡よりも大きく
一つ一つの破片がここから消え去ることは決してない