第9話 ゼロの能力者のスキル発動
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名前:セレナ=ヴェル=ノア(白魔術師)
レベル:80
体力:9999
攻撃:340
防御:790
素早さ:999
魔力:3400
賢さ:999
運:180
この世界で神秘なる海王の支配者であり、究極の水属性魔法を操る人魚女王。
固有スキル 人魚 水属性無効
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勇者パーティーたちが闘い中、追い詰められていくなか俺は必死に生き残る方法を探していた。
時間が少し稼げれば、試したかったあれをやれると考えていた。
「最後の仕上げと、いきますわ、なんかあっけなかったわ」
セレナ女王が両手を天に掲げた。
「愚かなる者よ、女王の慈悲は尽きた。
その魂、神聖なる雨に溺れるがよい
(セレナ、両手を天に掲げ、空が割れかける)
セレナ女王が「レイン・オブ・ルミエール」の詠唱を始め、戦場に緊張が走る。
「ちょっと、あなた、私のことをお忘れでなくて?」
マーリンは浮遊して空中から俺たちの様子を見ていた。
「あら。厄介者のマーリンじゃない。あんたのこと、忘れてたわ。」
「私、占いをやってますの。どうやら勇者達はここで死ぬ運命ではないみたい。」
「あなたが、運命を変えるのかしら?」
「違うわ。運命を変えるのはこいつよ!」
黒魔術師のマーリンは俺を指さした。
「マジですか。」
セレナ女王が俺に
「聖なる光が村人を記す ステータス」
聖なる魔法をかけた。
俺の恥ずかしいステータスが表示された。
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名前:リスク(村人または、 お笑い芸人)
レベル:40
体力:24
攻撃:0
防御:0
素早さ:0
魔力:1
賢さ:455
運:465
※この世界で、最も弱いスライムに負けた男。
称号:必殺の仕事人 リスク
称号:ビックリさせる天才
固有スキル
・ゼロの能力者
・村を作る(現在無効)
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「何このステータス。攻撃・防御・素早さがゼロのダメな村人だわ、絶望的じゃない」
「・・・・・」
俺は、思っていたことを試すことにした。
「シスターマリア俺にDペートをかけてくれ!」
「リスクさん、あれですね。わかりました!」
「聖なる風よ、リスクに鈍足を《Dディーペイト》!」
リスクの足元に渦巻く風、重力が一気に身体にのしかかる。
【リスクの素早さが0から−45へ低下しました】
その瞬間、金色の光が全身を包み込む。
「発動した……ゼロの能力者のスキル!」
ゼロの能力者のスキル発動!!
《Lightspeed Executionライトスピード・エグゼキューション》――光速の実行。
閃光となった俺は、一瞬でのセレナ女王目の前まで移動した。
そして俺は腐海なダケを口に入れる。
――もぐもぐ。
「…………ああああああああああああああああああッッ!!」
リスクが地面にのたうちまわった。
「な、なんだこの不快感!飲みすぎたあとの次の日の朝の2日酔いみたいだぁあああ」
【リスクの攻撃力が-5になりました】
ゼロの能力者のスキル発動!!
俺の身体は今度は銅色に光輝いた。
Excalibur (エクスカリバー)――神より与えられし魔法の剣が発動した。
金と銅に光輝く俺のステータスが変化する。
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名前:リスク(村人または、 お笑い芸人)
レベル:40
体力:24
攻撃:+995(エクスカリバー効果中)
防御:0
素早さ:+955(ライトスピード・エグゼキューション効果中)
魔力:1
賢さ:455
運:465
※この世界で、最も弱いスライムに負けた男。
称号:必殺の仕事人 リスク
称号:ビックリさせる天才
固有スキル
・ゼロの能力者
・村を作る(現在無効)
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「これが俺の……全力だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
俺は振り上げた毒針(攻撃力20)で思いっきりセレナ女王に振り下ろした。
「痛い 痛いじゃないの! 今の攻撃は少しだけ痛かったわ」
なんと少しだけダメージを与えられたが、セレナ女王は笑っていた。
「くっ……これでもダメなのか……。」
俺は愕然とした。ゼロの能力を使ってもダメじゃん。
マーリンは浮遊して空中から俺たちの様子を見ている。
(ゼロの能力者 リスクあなた、それで終わるの・・・)




