第14話 姐御、乱入!そして禁呪“魔鎖封陣グリモワール・オブ・さっちゃん”
ゼロの法則のリディオ ゼロが世界を終焉させる《奈落終焉陣》の魔法詠唱を始めた。
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名前:リーディオ ゼロ(Zeroを超越する者)
レベル:90
体力:999
攻撃: 0+950+455(運)+865(賢さ)×300(ゼロの法則発動)
防御: 0+950+455(運) +865(賢さ)×300(ゼロの法則発動)
素早さ:0+950+455(運) +865(賢さ)×300(ゼロの法則発動)
魔力:1200
賢さ:865
運:455
この世界でゼロの能力者とゼロの法則を継承した。唯一無二の世界最強の男。
固有スキル
・ゼロの法則(ゼロの能力を3つ発動すると発動する。 運と賢さががプラスされ×300攻撃・防御・素早さがアップされる。)
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「ダメだッ! あの魔法、喰らったら終わりだ!
ここにいる全員がッ……死ぬ!!」
ダイ・マオウの絶叫に、凍りつく空気。
それでも
シャルボニエは一歩、前へ出た。
竜槍を両手で構え、冷たい瞳が
だが、その奥は熱く燃えていた。
「私は……止める。命が、燃え尽きても!」
「私も参るッ!」ユキネが氷刃を掲げる。
「私だってやるワン!」ウルウルが爪を噛みしめる。
「なら、行くぞ。――これが俺たちの最終特攻だッ!!」
ダイ・マオウの声が響き、4人のシルエットが突進する!
《最終特攻・四魂烈閃陣!!》
シャルボニエの槍が赤熱化し、
ユキネの氷刃が空気を凍らせ、
ウルウルの咆哮が震動を生み、
ダイ・マオウの任侠覇気が空間を裂く!
一閃!
二閃!
三閃!!
「ゼロごと、ぶっ壊すッッ!!!」
4つの意志が、黒い魔導服を貫いた――
しかし
「残念ですね。私はゼロの法則により、防御は68,100です。まったく効きませんよ。」
リーディオ・ゼロの詠唱が完了する。
「世界の終焉だ!《奈落終焉陣》」
▼発動!
天から崩れ落ちる魔法陣。
地が裂け、空が染まり、すべてが赤黒く飲まれる……
その瞬間!!!
「ちょーっと待ったぁぁぁぁぁああああ!!!!!!」
バァァァァァン!!!!!!!!
天から、何かが爆速で落ちてくる!
ズガァァァァァン!!!!
ピタッ
着地:さっちゃん。
姐御が、巨大な魔法陣の中心に両手を叩きつけた。
「《禁呪・魔鎖封陣》ッ!!!」
◆封印結界展開!!
鎖が空を這い、
札が風に舞い、
巨大な紅蓮の円が《奈落終焉陣》を包み込む!!
「なっ……なんだとお!?私の終焉魔法が……止まっている……!?」
「アンタの魔法、もう封印済みよ!!」
姐御の手には、100枚のサロンパス・スペシャルエディションが輝いていた!
【禁呪:グリモワール・オブ・さっちゃん】
内容:あらゆる最上級魔法を“癒し”に変換する。
条件:姐御の魂と、仲間の思いが重なったときのみ発動可能。
「仲間を守るのが姐御ってもんよ!」
「やっぱり……さっちゃんには勝てねぇ……」
リーディオがぐらついた瞬間
100枚の防御力アップシートが空にばらまかれた。
ダイマオウの念動力!で束となりまとめ上げる!
「シャルボニエ!! 今だ!!」
覚醒!《真竜化・シャルボニエ》
「私の竜の血、今、解き放つ――!!」
背に紅き翼、槍が大剣と化し、竜鱗が全身を覆う!
「一槍入魂これが竜騎士姫の、真の姿!!」
《ドラゴニック・ブレイザー・インパクト!!》
ズガアアアアアアアアアアアンッ!!!!!!
リーディオ・ゼロの胸元に、100枚の防御シートと共に1
直撃する紅き閃光。
▲▲▲リーディオ・ゼロの防御力が+5000されました▲▲▲
◆ゼロの法則――《一時解除》!!◆
金・銀・銅の光が乱れて消える。
リーディオの身体を包んでいた蒼白の光が霧散した!
「ぐ……うううううぅぅぅッッッ!!!」
その身体が、はじめて リーディオゼロ
ぐらりと、揺れた。




