第13話 ピンチの連続 一撃が“死”。それでも、立ち向かう仲間たち。
ゼロの法則により、一撃当たれば“死”の状況は続く
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名前:リーディオ ゼロ(Zeroを超越する者)
レベル:90
体力:999
攻撃: 0+950+455(運)+865(賢さ)×300(ゼロの法則発動)
防御: 0+950+455(運) +865(賢さ)×300(ゼロの法則発動)
素早さ:0+950+455(運) +865(賢さ)×300(ゼロの法則発動)
魔力:1200
賢さ:865
運:455
この世界でゼロの能力者とゼロの法則を継承した。唯一無二の世界最強の男。
固有スキル
・ゼロの法則(ゼロの能力を3つ発動すると発動する。 運と賢さががプラスされ×300攻撃・防御・素早さがアップされる。)
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「ふぅ……キリがないな、君たち」
リーディオ・ゼロが飽きたように肩を回す。
「面倒だ。まとめて、消してしまおうか」
その言葉に、戦場の空気が沈んだ。
一撃即死の《ゼロ・フェーズ》
ゼロの法則を三度発動したリーディオ・ゼロの一撃は、
「当たれば即死」という常識外の破壊力。
体力999? 無意味だ。
防御900? 届かない。
“0”の力がすべてを上書きする。
今この瞬間、リーディオ・ゼロは“世界の上位存在”だった。
ナンバ・ラッカ
「この一発に命かけんぜ……爆裂煙幕!《ナンバー・スモーキーEX》!!」
ボンッ!!
極厚の金属粉入り煙幕が展開。視界ゼロ。ゼロでも視界ゼロ。
「煙が……魔力障壁を乱してる!今だッ!」
ダル・ツライの狙撃
「……寝袋から狙撃。もう慣れた」
ボフン。
《眠撃・幻光弾》狙いはリーディオの耳元。
「ぬっ……聴覚を潰すつもりか……」
「1ミリでもスキを作れば、あんたでも崩せる」
ダイソン・サイクロンの
「うおおおお! 吸引全開!!からの逆噴射!!」
ブォオオオッ!!
なんと、攻撃力アップるジュースを逆噴射サイクロンで拡散!
ブシャァァァァァァ!!!
「お前の身体に直接、“暴走強化”を流し込んでやるぜ!!」
リーディオ・ゼロが咳き込んだ。
▲リディオゼロの攻撃力が+50アップされました。
◆ゼロの法則――《一時解除》!!◆
金・銀・銅の光が乱れて消える。
リーディオの身体を包んでいた蒼白の光が霧散した!
「貴様ら……無駄だ!」
が、すぐさま軍服の術式が再起動する――
▼術式再作動:リーディオのステータス変動
・攻撃力 -50
・防御力 -50
・素早さ -50
◆◆◆ ゼロの法則、再発動!!! ◆◆◆
「っ……バカな、強化アイテムを逆流させた……!? 身体のバランスが……」
しかし
「やっぱり、面倒だな君たちは」
ゆっくりと指を組み合わせ、詠唱を始めた。
黒魔術最上級呪文
《奈落終焉陣》
「……闇より生まれ、闇に還る。
星よ、命よ、記憶よ、終焉へ沈め」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ――!!!
天井に広がる、血のような赤黒い魔法陣!
空が割れ、大地がねじれ、世界の根が悲鳴をあげる。
「これが“奈落の陣”。この詠唱が終われば、君たちだけでなく、この城も、空も、大地も世界が全て焼き尽くされる。」
ダイ・マオウが叫ぶ。
「ダメだッ! あの魔法、喰らったら終わりだ!
ここにいる全員がッ……死ぬ!!」
そのとき、シャルボニエが一歩前へ出る。
竜槍グランクレールを構えた瞳は、決して揺れていない。
「私は……止める。命が、燃え尽きても!」
「私も参る!」
「私だってやるワン!」
「一斉に最後の特攻を仕掛ける!援護を頼むみんな!」
シャルボニエと氷の剣士ユキナとウルウルとダイマオウが、リディオ ゼロへ最後の特攻を仕掛けようとしていた。




