第1話 虚零の城《運命が交錯する、決戦の幕開け。》
【虚零の城・構造】
虚無に浮かぶ漆黒の城
その名も《虚零の城》。
この魔導浮遊要塞は、ゼロ部隊の拠点にして、
“世界の法則を書き換えるための演算装置”が秘されていると噂される場所。
浮遊結晶で支えられた空中に浮かぶその姿は、空そのものが裂けたように歪んでおり、
視線すら拒絶するかのように、外壁は「虚壁」と呼ばれる力場で覆われている。
内部構造は 五層式の多次元迷宮
■ 第一層《幻影の円舞》
侵入者の過去・幻影・恐怖を具現化する精神破壊領域。
■ 第二層《重力の檻》
無重力・圧力逆転などの重力罠が仕掛けられた構造。
■ 第三層《情報の監獄》
真実と嘘が逆転する、“言葉”を使えなくする層。
■ 第四層《零の墓場》
かつて死んだ者たちの記憶が流れ込む、“感情”の牢獄。
■ 第五層《虚数の玉座》
ゼロことリーディオが座する、存在すら定かでない最終層。
【作戦概要】
正門と裏門、二つのルート。
ダイ・マオウとリーリアはそれぞれのルートに勇者の子孫たちを率い、
第四層で合流し、最終層を目指す。
【正門チーム】(ダイ・マオウ率いる)
ダイ・マオウ(任侠と破壊の主役)
ナンバ・ラッカ(爆裂錬金術師)
ユキネ(氷の剣士)
ウルウル(狼ギャル)
トランスジェンダー(回復系マッチョ大天使)
【裏門チーム】(リーリア率いる)
リーリア(風の魔術師、サーテンリの弟子)
ダルツライ(寝袋スナイパー)
シャルボニエ(竜騎士姫)
風子(セクシー忍者)
ダイソン・サイクロン(数式の天才)
【出発前の各キャラの一言】
(ダイ・マオウパーティー)
ダイ・マオウ
「任侠背負って、この浮遊要塞、沈めに行くぜ。お前ら、ついてこい!」
ナンバ・ラッカ
「爆発は答えや。無理な問題ほど、火薬で解決するんやでぇ!」
ユキネ
「……寒いわ。敵の血で、温まろうかしら。」
ウルウル
「ちょー怖そうな城だけど、映えスポットじゃない!?ダイマオウ〜♡あたしのこと、守ってよぉ♪」
トランスジェンダー
「城の中でも、癒しは俺の役目だ。泣いてもええ、マッチョが全部抱きしめたる!」
(リーリアパーティー)
リーリア
「サーテンリ、お師匠様……必ず、ゼロを止めてみせます。風よ、道を照らして!」
ダルツライ
「マジでだるい……。私、寝袋ごと転がっていくから。……でも誰かがやるしかないんでしょ」
シャルボニエ
「民草を救うその日まで、わたくしは剣を置きませんわ。……でも、ダイ様にはお仕置き♡」
風子
「セクシーと忍法の融合! それが風子流♡ って、え、ちょっと待って風邪ひいたかも!」
ダイソン・サイクロン
「論理とは、数式。魔法陣と方程式の融合による、完全侵入ルート。見せてあげるわ、IQ310の真価を!」
【そして、城へ突入。】
巨大な門がギィイ……と軋む音を立てて開かれた。
【表門】ダイマオウのチーム【裏門】リーリアのチームが、
己の宿命と勇気を胸に、「虚零の城」へと足を踏み入れる。
そこに待つのは、己の過去か、幻か、それとも、破滅への序章か。




