小休憩編 ハーレムに集まりし運命の6人は水と油
場所:ゼロ部隊本部・作戦会議室(通称・地獄のリビング)
会議室の重厚な扉が開く。
そこに現れたのは、まるで混ぜるな危険の人選である6人の女たち。
登場人物(再確認)
マリ・キュウリ:科学至上主義のIQ300女教師
ナンバ・カゲツ:爆発大好きマッド錬金術師(関西弁)
ミッシェル:超お嬢様竜騎士
ダリ・メンドウ:サボり癖のツンデレ元傭兵メイド
バイシャル・セクシャル:ドジっ子堕天した天然セクシャル泣き虫シスター
お雪:無口な雪国の女剣士(冷気系毒舌)
【会議室、現在地獄】
勇者アルベルト「よーし、今日は顔合わせの軽い作戦会議だ。みんなで仲良く――」
バァァンッ!!(机が蹴り飛ばされる)
ミッシェル「誰?この汚い座り方してるメイドは」
ダリ「お嬢様に命令される覚えはねぇんだけど?」
マリ「この部屋、IQが下がる……」
カゲツ「うちの爆弾はちゃんと物理法則守っとるからええやろがい!」
お雪「うるさい」
(室温が一気に3℃下がる)
セクシャル「うぇぇえんっ……神様……!この人たち仲良くしてくれないのぉぉ!!」
(バスタオル巻いただけみたいな恰好で号泣)
アルベルト「セクシャル!?服、もうちょい着よう!?バイシャルていうかなんで泣いてる!?」
バイシャル「なんで私のピンクのハートパンツが洗濯機から消えてたのぉぉ!?」
ダリ「知らねぇよそんな、どーでもいい事件!!」
カゲツ「あのパンツ、爆弾起爆装置に似てたで。誤作動してたら怖いなぁ~」
マリ「はぁ。爆弾と下着の区別もつかない軍隊って、正気なのかしら」
ミッシェル「まさにカオス。整列と敬礼を教えてあげたいわね」
お雪「(小声で)……会議室じゃなくて冷凍庫にしてやろうか……」
会議室は混沌の極み。勇者、心が折れそう。
アルベルト「で、では……改めて!ゼロ部隊の作戦方針について……」
バイシャル「ふぇっ!?……今、私に視線が集中してるっ!いやぁん!」
(机の下に逃げ込む)
カゲツ「ほんまに天界から落ちてきたんかコレ?性格ほぼ乙女回路ショートしとるやん」
マリ「脳内構造がファンタジー。現実と向き合って」
ダリ「おいミッシェル、おまえなんでずっとダリを見るんだよ」
ミッシェル「“視線の無駄”というものを初めて体験しているだけよ」
ダリ「今すぐ表出ろやコラァ!!」
セクシャル「ケンカはだめぇぇぇ!!!」
(泣きながら飛びかかってミッシェルとダリを抱きしめる)
バイシャル「人は愛し合うために生まれてきたんですよぉぉ!!」
ミッシェル「う、腕が!柔らかすぎて動けない!?」
ダリ「乳当たってんだよぉぉぉ!!やめろぉぉ!!/////」
マリ「こんな部隊に“仲良くしろ”とか言った司令官のIQを疑うわ」
カゲツ「せやな。でも仲良くするのはいいことや」
ミッシェル「ふふ、聞かせてもらおうじゃない。誰を特別視してるのかしら?」
ダリ「言ってみろや。今すぐな?」
バイシャル「わ、私かな?一番脱げてるから……?(天然)」
お雪「……面倒な空気。貴様たち私が斬ろうか?」
その後、ひとまず落ち着いた。
アルベルト(司令官)
「えっと、じゃあ……ひとまず、みんな仲良くして」
そして、運命の問いが放たれる
ミッシェル
「ところで、アルベルトさんは……誰が一番お好きなのですか?」
マリ・キュウリ
「学術的興味があるわ。答えなさい」
ダリ
「ふーん、どーせあたしは最下位なんでしょーよ?」
カゲツ・ナンバ
「爆発で答えたらあかんで?」
ミッシェル・お雪
「……」
バイシャル
「緊張するぅぅ……(スンスン)」
セクシャル
「えへへ♡私、ちゅーしたいなぁ……♡」
静寂,,,,およそ10秒
アルベルト
「えっと……えーっと……みんな、大好き、です!!(ニッコリ)」
\……しーーーん……/
全員「……は?」
全員からのアルベルトへの視線が氷のように冷たくなる。
さっちゃん(ベビーサタン)
「勇者よ、バカかてめぇはァァァ!!ハーレム選択肢の中で最悪の一手ッ!!!」
「ハーレムバッドエンド確定だよこの司令官!!!!」
\ドゴォォォン!!!(爆発)/
ナンバ・カゲツ「あ、間違って非常用スイッチ押してもーた☆」
セクシャル「きゃぁぁぁ!パンツ見えちゃうぅぅぅ////」
ダリ「オチまで地獄かよ!!!!」
《To be continued…?》
勇者アルベルト、早くも胃薬の旅へ。
このゼロ部隊、まとまる日は来るのか来ないのか!?
 




