表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

205/1104

第三話 納豆のネバタネバタとの決戦!臭気の迷宮へ

納豆モンスター「ネバタネバタ」が棲むという伝説の迷宮――

その名も……


《臭気の迷宮ネバルダンジョン》


入り口に立った瞬間、カゲツが絶叫した。


「くっっっっっっさ!!!うっわぁぁぁぁああああ!!!」


勇者アルベルトは真顔で言った。


「ここがネバタネバタの納豆の聖域……気を引き締めて行くぞ」


その扉が開いた瞬間


「うっっっわ!なにこれ!?カビの中に納豆落として3週間放置した匂いするぅ!!」


「これは……すごい臭気だ。気を抜くな」


「気を抜いたらあかんのはお前らの頭や!!防臭スプレーも準備せぇや!!てかカゲツ、口に出すな!想像以上に気持ち悪いんじゃ!」


迷宮・第一層『ネバネバ・スライム廊下』

床は納豆スライムでベチャベチャ。


「いやもう足元ズッルズルやん!?あー!厚底サンダルが沈んだー!アルベルトぉ〜〜〜!」


「カゲツ、動くな。俺が抱きかかえる!」


「やだ〜♡こんなん惚れてまう〜♡」


「はい出た、恋愛脳!ここ戦場やぞ!なんで毎回抱き上げられてんねん!ゼロ部隊、乙女ゲームちゃうねん!!」


迷宮・第二層『腐臭の納豆ゾンビ部屋』

納豆ゾンビ「ネバァァ……ネバネバネバァァ……」


「ぎゃああああ!ゾンビもネバってるやん!?ねばゾン!?うちの人生、納豆に侵略されとるぅ!」


「落ち着け。これは試練なんだ」


「ゾンビが“ネバネバ”って言うてる世界、落ち着けるかいなーッ!!」


ゾンビが近づくと――


「納豆冷凍スプラッシュ!!くらえっ!!」


「……(ガチガチ)」バリーンッ!!


「調子乗るな!なんでノリノリで必殺技叫んでんねん!さっきまで“納豆ムリ”って泣いてたやつ誰や!!感情コロコロ変えすぎやろ、ギャル用シーソーか!」


最下層:ボス部屋『ネバタネバタの間』

現れたのは納豆菌の王、ネバタネバタ。ぷるぷるで、つやつやで、臭すぎる。


納豆ネバタネバタ「ネバネバネバァァ……!」


「ちょ……!見た目……生きた味噌汁の底みたいやん!!」


「行くぞ、カゲツ!俺が囮になる!その間に瓶を――!」


「わ、わかった……アルベルト……あんたって、ほんま勇者やなぁ……♡」


「お前ら集中しろ!!今、惚れてる場合ちゃうやろ!!こっちは鼻の穴、完全に詰めてるのに!鼻毛燃えるか思たわ!」


「やったるでぇええ!!うち、納豆でもなんでも、ぶっ飛ばすぅう!!」


\ネバァァァァァ!!!/

\ヒャッハーーーーー!!!/

\落ち着けコラー!!!/


戦いの末、ネバタネバタ撃破!


エピローグ

ネバ菌を手に入れ、迷宮を脱出した3人。


「でもなぁ、うち、まだ納豆は食べたくないかも……」

「じゃあ、克服できるまで毎朝納豆一緒に食べようか」

「え、マジ?♡ アルベルト、あんたって優しいわ〜〜〜♡」


「そ・れ・が・目・的・か !!毎朝納豆デートて!!こいつら、納豆に恋してどうすんねん!!ゼロ部隊の意味とは!!!」


こうして3人(+ツッコミ1匹)はネバタネバタを見事討伐し、貴重なネバ菌をゲットした。


果たしてこのネバ菌で、不老不死は完成するのか!?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ