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【127万PV突破】 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『魔王と勇者の継承者(デュアル・ヘリテイジ)ダイ・マオウの大冒険』

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1745/1921

フェーズ2 密林戦・サイキック軍団との交戦

鬱蒼とした密林を抜け、隊が前哨基地に迫ろうとした瞬間

地面が赤熱し、轟音と共に炎が爆ぜた。


「また奴らが……来やがったか」

ジャスパーが低く呟く。


木々を押し倒して現れたのは、全身をマグマのように発光させた巨漢の異能兵士。筋肉の鎧に覆われたその腕が振り下ろされるたび、炎の奔流が通路を焼き尽くしていく。


上空にはサイキック能力者が浮遊し、両手を掲げて空間そのものを歪ませた。樹木がねじれ、銃弾の軌道さえ逸れていく。


さらに闇の奥からは、気配を殺した影に潜む暗殺者が忍び寄る。


「アリシア親衛隊のお出ましか……派手に歓迎してくれるわね。」

セリーヌが銃を構えた瞬


「俺の出番だな!」

マルコが咆哮し、炎の巨漢に正面から突進する。

炎が道を塞ぐが、彼は怯まず飛び込んだ。


燃え盛る火柱を突き抜け、肉弾戦に持ち込む。

巨漢兵士が拳を振り下ろすと、大地が抉れた。だがマルコは身を翻し、逆にその巨腕に組み付いた。


「こんな火遊び、慣れっこだ!」

獣のような直感で敵の動きを先読みし、ナイフを突き立て、火炎放射器で巨漢の胸部を焼き裂く。


轟音と共に爆発。炎の中からマルコが飛び出し、泥と血にまみれながら雄叫びを上げた。


その頭上では、空中のサイキック兵士が空間を歪め、弾丸を逸らしていた。

「任せろ!」

アレックスがスーツを起動させ、青白い閃光を纏いながら木々を駆け抜ける。


壁も天井も存在しない密林の中、彼は垂直に駆け上がり、瞬時に空へ飛び出した。

「今だッ!」

稲妻のような速度で接近し、旋回しながら精密射撃を浴びせる。

高速機動の弾幕にサイキック兵士は対応できず、空間の歪みが崩壊。


次の瞬間、アレックスの膝蹴りが直撃し、兵士は地面に叩き落とされた。


その瞬間、影の中から漆黒の刃が閃いた。

「アレックス!」

セリーヌが叫ぶ。


だがマルコが飛び込み、ナイフを腕で受け止める。血が飛び散るも、彼は笑った。

「てめぇの刃は遅ぇんだよ!」

反撃の頭突きで暗殺者を怯ませ、続けざまにアレックスが閃光の突進で影を切り裂いた。


炎と歪曲、そして影の脅威が一斉に崩れ落ちる。


マルコが前線を突破し、アレックスが超高速で敵を分断。セリーヌの狙撃、アイゼンの魔族術、ジャスパーとクロエの支援が重なり、戦線は一気に押し返された。


炎を纏う巨漢兵士がなおも立ち上がる。

全身をマグマのように輝かせ、怒号と共に地面を叩き割った。炎の波が森を焼き払い、酸素が奪われる。


「しつけぇな……ここらで沈めてやる!」

マルコが火炎放射器を背中から外し、バルブを限界まで開いた。

轟音と共に炎が暴発し、まるで火龍の咆哮のような火炎の奔流が巨漢を呑み込む。


圧力で倒木が吹き飛び、爆炎が密林を昼のように照らした。


同時に、空から再び襲いかかるサイキック兵士。

空間を歪ませ、重力そのものをねじ曲げる。

「なら、上からも叩く!」

アレックスがスーツをフル稼働。

青白い稲妻の光が奔り、彼の姿が消える。


次の瞬間、敵兵の周囲を雷撃の残光が十字に走った。

「ライトニング・クロス!!」

四方からの同時攻撃で、空間の歪みが砕け散り、サイキック兵士は雷鳴と共に地に叩きつけられた。


戦場は爆炎と雷光に包まれ、残敵は恐怖で逃走する。


「おいマルコ!」

アレックスが息を弾ませながら笑う。


「派手に突っ込みすぎだろ!」


「お前こそ、もっと撃つ前に頭使え!」

罵り合いながらも、二人の目には同じ光が宿っていた。

仲間を守り、敵を打ち砕く光だ。


密林は炎と硝煙に覆われ、轟音が遠くまで響いていく。

戦いは、まだ序章にすぎなかった。


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