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【ランキング12位達成】 累計81万PV 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『仁風、町に吹く3 ― さっちゃん先生 マフィア編』

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第6話 名月や池をめぐりて夜もすがら

秋。


空に、満ちる月。

静かな池。

水面に映る光。


芭蕉は歩く。


池を、めぐる。

夜もすがら。


そして筆をとる。


名月や

池をめぐりて

夜もすがら


僕は月を見上げる。


「……巡っている」


芭蕉

「月は、一つ」


だが、どこからでも見える。


それは共有。


僕は気づく。


物流の次は、情報だ。

物を運ぶだけでは遅い。

在庫を“見える化”する。


飛脚制度 改革


・定期巡回飛脚

・各物流センターの在庫数を記録

・帳面を統一書式に

・報告は日次更新


夜通し走る。


京。

堺。

出羽。

江戸。


在庫情報が、巡る。


「情報を巡らせれば、在庫は武器になる」


どこに米が余っているか。

どこで塩が不足しているか。

柑橘の収穫時期。

焼物の出荷予定。


すべて、可視化。


そして

通販チラシ誕生


木版刷り。


「戦国カタログ」


・越後の新米

・瀬戸内の塩

・伊予の柑橘

・堺の刃物


価格明記。

納期明記。

品質保証印。


飛脚が配る。


城下町へ。

寺社へ。

商家へ。


見るだけで、注文できる。


“お取り寄せ文化”の始まり。


商人が驚く。


「現物を見ずに頼むのか?」


「信頼があれば、頼める」


在庫は数字になる。

数字は戦略になる。

余剰は即座に他地域へ回される。


滞留が消える。


月は、池を巡る。

池は、月を映す。

情報は、拠点を巡る。


拠点は、情報を映す。


芭蕉が言う。


「光は、独り占めできぬ」


「だから、巡らせる」


夜通し走る飛脚。

刷り上がるチラシ。


届く注文。

動く在庫。


物と情報が一体化する。


物流+情報革命。


全国は、もう点ではない。

常に“つながっている”。

月のように。

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