表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【ランキング12位達成】 累計68万4千PV 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『仁風、町に吹く3 ― さっちゃん先生 マフィア編』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1548/1557

第3話 剣豪スカウト開始!最初の獲物は伊藤一刀斎

河原の即席野球場。


前話の惨敗から数日後、

宮本武蔵は一人の男の前に立っていた。


白い着流し。無精ひげ。

腰には、やたら年季の入った刀。


そして、片手には酒瓶。


「……で、用件はなんだ?」


伊東一刀斎いとうばっとうさい。夢想剣の開祖。

剣豪であり、女好き、酒好き、自由人。


「野球だ」


武蔵が言う。


「……は?」


一刀斎は酒を一口飲み、空を見た。


「剣でなく、球を打つ」


「斬ればいいのか?」


「いや、打つ」


「同じだろう」


不安な会話のまま、

武蔵は一刀斎にバットを渡した。


一刀斎はそれをじっと見つめる。


「……妙な刀だな」


「斬れません」


「斬れない刀など、刀ではない」


そう言って、一刀斎は構えた。


次の瞬間。


投げられた球に向かい、

一刀斎は一歩踏み込み、


★スパァン!!


乾いた音と同時に、白球は真っ二つになって、左右へ飛んだ。


沈黙。


審判、呆然。


「……えーと……」


「アウト……?」


「ファウル……?」


「……いや、ボール消失?」


剣豪ズ、ざわつく。

武蔵が叫ぶ。


「ダメだ!! それじゃ試合が進まねぇ!!」


一刀斎は首をかしげた。


「打つとは、斬ることだろう?」


試合が成立しない問題


その後も


・打てば球が斬れる

・ゴロは全部両断

・バントは跡形もない


守備に回れば、


「……?」


いつの間にか一刀斎の前に来た球は、

すべて止まっている。


捕るでもなく、

動くでもなく。


ただ、そこにある。


「今の、どうやったんですか?」


弟子が聞く。

一刀斎はあくびをした。


「……覚えておらん」



夜、焚き火を囲み、

武蔵が尋ねた。


「なぁ一刀斎。 あんたの“夢想剣”って、本当はどうなんだ?」


伊藤一刀斎は酒を飲み、語り始める。


「昔な、 負けた剣客が逆恨みしてな」


「七人、刺客を送り込んできた」


「俺は……寝ていた」


「だが影を斬るように、 剣を振るったらしい」


「翌日、確かめに行ったら、 七人とも倒れていた」


「夢の中で剣を振るう。 だから“夢想剣”だ」


武蔵、感嘆。


「……かっこいいじゃねぇか」


だが、一刀斎は続けた。


「……という話が、世間では有名だがな」


「真実は違うのだ。」


一刀斎は、少し照れたように笑った。


「酒を飲みすぎてな」


「その……女と一緒にいた」


武蔵、黙って聞く。


「そこへ、野盗が来た」


「正直、何が何だか分からん」


「無我夢中で、 刀を振り回した」


「翌朝、目が覚めたら」


「知らん男が、 血だらけで倒れておった」


武蔵、絶句。


「記憶は、ない」


「だが、体は動いていた」


「だから思った」


「人間は、 意識がなくても守れる」


「それが夢想剣だ」


夢想守備、開眼


その瞬間、武蔵の目が光った。


「……守備だ」


「は?」


「寝てても、 酔ってても、

 無意識で守れる――」


「それ、野球に使える!!」


翌日。


外野。


一刀斎は、

敷物を敷いて横になっていた。


「おい!! 寝てるぞ!!」


次の瞬間。


打球が飛ぶ。


★スッ


のグローブが、

眠ったまま抜け、

球はピタリとグラブに収まった。


「……アウトです」


審判、震え声。


一刀斎、寝返りを打つ。


「無意識の中 夢心地で守備をする。」


武蔵、叫ぶ。


「これだ!! 夢想守備!!」


問題点


・守備は最強

・だが伊東一刀斎が起きない

・試合中ずっと寝ている

・酒臭い


武蔵は頭を抱えた。


「強ぇけど…… 扱いづらすぎる!!」


は、夢の中で笑った。


「……細けぇことは、監督に任せろ……」


伊東一刀斎は剣豪ズのショートの守備へ

夢の中で守る守備は鉄壁となった。


この時、まだ誰も知らなかった。

次に来る剣豪が、 さらにヤバい男だということを。


________________


【伊東一刀斎 夢想剣 開祖】


伊東一刀斎は女と酒が大好きな男でした。

伝記によれば、伊東一刀斎が勝負に負け逆恨みした剣客が7人の刺客を

送り込み。伊東一刀斎が寝てる時に襲いました。


伊東一刀斎は影を斬るように剣を振るい。

家に帰った。そして次の日、事実かどうか確かめるために

現場に戻ると7人の剣客が倒れていた。


伊東一刀斎は無意識でも人間は動ける。

夢心地の中、振った剣を夢想剣と名付けた。


この伝記の話が事実であればカッコイイ流石一刀斎ですが、


もうひとつ違う話があります。


伊東一刀斎は酒飲み泥酔した状態で女の人とエッチを

してました。そこへ野盗が後ろから襲ってきました。


何が何だかわからないけど無我夢中で刀を振り回しました。

次の日、目が覚めると知らない人が血だらけで横に倒れてました。


伊東一刀斎は、酔っ払って記憶ないけど、

この剣を夢想剣と名付けました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ