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【ランキング12位達成】 累計58万PV 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『3年ONI組 さっちゃん先生11 魔界調理師専門学校 ― 料理は愛情ラブ突入!』

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第八話 魔王城からの召集!世界料理大会編・幕開け

文化祭の成功、愛情シチューの完成。

3年ONI組の名前がついに魔界全土に響き渡った。


その朝、教室に巨大な黒封筒がドンッ!と落下。


突然の“魔王城からの黒封筒”


セラ

「魔王城の紋章……!?」


封筒が勝手に開き、魔王の影が立ち上がる。


魔王

《世界料理大会を開催する!》


魔王

《今年のテーマは“心が震える料理”》

《貴様ら3年ONI組、学生代表として出場せよ!》


生徒たち、教室で大絶叫。


カイ

「せ、世界料理大会ッ!?」


ルビア

「ま、ま、魔王様に料理を……!?」


ミナ

「む、胸が…(ドキドキしすぎて調理器具を折る)」


シグレ

「世界大会……素材の声、多いだろうなぁ」


モグラ=バル

「優勝したら絶対モテる…!」


教室は喜びとパニックで大騒ぎに。


そのタイミングで、静かに扉がスッと開く。


冷気をまとって現れる

魔王軍料理顧問 カゲツ。


カゲツ

「騒がしい教室だな」


さっちゃん

「あなた……わざわざ来たんですか?」


カゲツ

「魔王様の命令だ。

 世界料理大会では、俺も出場する」


生徒たち、ざわっ。


カゲツ

「前回の勝負は前哨戦にすぎん。

 料理に“愛”など不要。

 本物の強者は技術でねじ伏せる」


さっちゃん、一歩前へ。


「愛情は、技術と並ぶ『料理の柱』です」


カゲツ

「なら証明しろ。

 世界大会で、生徒たちにできるならな」


挑発に、生徒たちの目が一気に燃え上がる。


カゲツは淡々と説明を始める。


世界料理大会・概要


魔界・人界・天界・精霊界など

 全9領域から料理代表が参加


参加者総数は 108組


予選は

 ①素材審査

 ②即興料理

 ③こころの味チェック


勝ち抜けば本戦。最後は魔王様直々の審査。


カイ

「心の味って、なんだよそれ……」


シグレ

「素材の『声』なら分かるが……心?」


ルビア

「そ、それって恋心も関係する…?」(真っ赤)


さっちゃんは生徒たちを見渡し、

「恋も料理も、成長するチャンスよ」

と笑う。


校長ラーメンモンが突然天井から降りてくる。


「恋は沸騰デス!!!」


全員ビクッ。


校長

「世界料理大会へ行くなら、

 鍋も心も鍛えろッ!!!」


さっちゃん

「もちろんです。3年ONI組、総力戦で挑みます」


生徒たち

「おおおおお!!!」


ここで、さっちゃんが黒板にチョークで書く。


特訓メニュー始動!


カイ:炎操作極限修行(感情コントロール)


ルビア:甘味の精度アップ(恋心の整理)


シグレ:料理の“想い”の理解(誰を想うか)


ミナ:繊細調理訓練(恋で手が震える克服)


セラ:心の成分分析(理論×感情の融合)


モグラ=バル:食文化研究(揚げ物以外も強化)


さっちゃん

「世界大会は、あなたたちの恋と料理の総決算よ」



◇◇◇



場面は魔王城。

玉座に腰かけた魔王が、影の魔族に命じる。


魔王

「愛情料理か……面白い。

 あの鬼教師さっちゃん先生のクラス、どこまで来るか見ものだな」


影の魔族

「魔王様、優勝候補は?」


魔王

「決まっておろうカゲツだ。

 ただし、さっちゃんのクラスが

 “本気”を出せばその限りではない。」


魔王の口元が楽しそうにゆがむ。


「世界料理大会、開幕じゃ」


さっちゃん先生

450歳の鬼教師。恋愛にも料理にも容赦なくツッコむ。

魔界調理師専門学校に「料理は愛情!」を教えに着任。



【男子生徒】

炎堂カイ(火炎族・熱血)

鍋を燃やす天才。実は恋愛だけ奥手。さっちゃんに憧れ。


影沼シグレ(影魔族・天才調理師)

材料と会話する変人。天才。女子にモテるが本人は自覚なし。


モグラ=バル(地中族・ムードメーカー)

大食い。恋愛相談が異常に得意。揚げ物神。


【女子生徒】

ルビア・スイート(砂糖妖精)

カイに片想い。スイーツ爆発常習犯。


ガルド・ミナ(オーガ娘)

シグレが好き。力が強すぎて器具破壊魔。


セラ・マリーヌ(水霊)

委員長。調理を科学とする理論派。恋愛経験ゼロ。



【学校サイド】

ラーメンモン校長

「恋は沸騰デス!」が信条の謎の鍋魔。

校風はカオスだが腕は超一流。



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