第五話 恋と友情の文化祭!3年ONI組カフェ開店!
文化祭準備、始まる!
ラーメンモン校長の号令
「文化祭は恋の煮込みデス!ワクワクしてきたデスねぇ!!」
3年ONI組はカフェ出店に決定。
さっちゃんがテーマを提示:「好きな人に“本当に”食べてほしい一皿を作れ!」
これは恋愛弱者のクラスには重すぎるテーマで、大混乱。
カイ
「す、好きな人にって……だ、誰とかいねぇし!!」
(→ルビアが背後で赤面しすぎて砂糖を撒き散らす)
シグレ
「“好きな人”…?(本気で分からない顔)」
(→ミナが鍋を真っ二つに割る)
セラ
「理論上、好きな人と料理の相関は……(早口)」
モグラ=バル:
「お前ら全員めんどくせえ!!」
各キャラの問題点を見抜いたさっちゃんは個別指導開始。
恋愛と料理の両面で、地味にみんな成長し始める。
メニュー決定と地獄の仕込み
【決定したメニュー】
カイ:炎を抑えた“優しい炎パスタ”
ルビア:泣きながら固めた“想いのスライムプリン”
シグレ:相手を想定して組んだ“静寂の夜スープ”
ミナ:器具破壊防止の“ミナ専用クッション調理台”導入
セラ:科学なのに妙にロマンチックな“分子恋愛デザート”
モグラ=バル:大食いなのに軽やかな“ふわカツサンド”
みんな恥ずかしがりながらも、本気で「好きな人に食べてほしい」料理が完成していく。
さっちゃん
「料理は恋愛!恋愛は調味料!ええから全力でやれッッ!!」
文化祭開幕!
3-ONI組カフェ、まさかの大行列。
クラス全員が「本気の一皿」なだけあって、味がどれも感情的に刺さる。
魔界の女子高生来店客
「カイくんのパスタ優しすぎて泣いた……」
(後ろでルビアが砂糖をまきちらし過ぎて過呼吸)
鍛冶科の男子
「ミナのカツサンド、なんでこんなに優しい味なんだよ!?」
(ミナが耳まで真っ赤)
結果、
売り上げ 全校1位。
ラーメンモン校長
「これは……愛情の爆発デス……!」
だが、裏で“動く影”
魔界新聞の文化祭特集に大きく掲載される。
『3年ONI組、愛情教育で急成長!』
その記事が、魔王軍の「料理顧問」カゲツの目に入る。
カゲツ
「……愛情? 甘いな。
魔界に必要なのは“効率”と“支配”の料理だ」
冷徹な男は、部下に命令する。
「奴らの“愛情カリキュラム”を潰す。
準備を始めろ。魔界調理師専門学校へ行く」
学園の門の前に降り立つ影。
カゲツ
「3年ONI組……面白い。魔界査定してやろう」
不穏な空気のまま、次回へ!




