第八話 バレンタイン大決戦 ― チョコと涙のファイナル・アタック!
“恋のHP0/100が続出する、学園史上もっとも危険な日”
校内放送で、さっちゃん先生が宣言。
「バレンタインは戦争よ〜!」
・校内は朝から恋の緊張で異常な湿度
・男子は逃走、女子はチョコを隠して移動
・モクじいは「ワシにもチョコあるかのう…」と雪像の影で震えている
雪女カップルは空中から
「恋の気配が濃いわね…♡」「今年も乱れるわぁ…」と実況。
ひよりの本命チョコ
雪野ひよりが丁寧に作った手作りチョコ。
・見た目は素朴
・雪のようにやさしい味
・ユキトに渡す勇気が出ず、持ったまま校内を徘徊
→ 心理的には“最もピュアなチョコ”。
雪女カップルが「これは…初恋の味ね」と涙ぐむ。
カレンの“殺傷力チョコ”
氷室カレンは、
「ユキトに渡すチョコは……殺意の形♡」
と、なぜか極限まで濃縮した“恋の重量チョコ”を製作。
・持つだけで腕が震える
・一部の男子が近づいただけで膝から崩れ落ちる
・モクじいが触った瞬間、「おおっ重い!恋が重い!」と叫んで雪に沈む
→ カレンはユキトに突撃するが、さっちゃんに停止魔法で空中拘束。
吹雪エミの秘密の“告白チョコ”
ムードメーカー・エミは
「これが最後の覚悟…」
と言いながら、
“秘密の片想い相手”に渡すためのチョコを持っている。
→ 実は相手は 大地ハルト。
しかしハルトは“気づかない男”なので、
エミは近づくたびに
「エミ?どうした?お腹痛いのか?」
と解釈されてボツ。
レイジ会長の逆チョコ
生徒会長・凍堂レイジは、なぜか男子なのにチョコを作っている。
「……お礼だ。
雪野ひより、お前には…いつも助けられているからな。」
→ ひよりに“逆チョコ”を渡そうとする
→ それを発見したユキトが焦り始める
→ カレンは嫉妬で氷のオーラを発生
→ さっちゃん「だから恋は戦争なのよォ!」と巨大氷壁を建設
※雪女カップルは「尊い三角形…!!」と黄色い声。
夜、雪灯りの中で、全員が想い人を探して走り回る。
ひより vs カレン vs レイジ
ユキト、人生最大の逃げ場なし状態
同時に
エミ → ハルト告白失敗しかけ
モクじいは「若いのう…!」と泣きながら背景でスキー滑走。
混乱の最中、
さっちゃんが怒鳴る。
「告白はッ!真剣勝負でしょおおお!!!」
→ 魔力で校庭を一瞬“ホワイトアウト(全停止)”
全員が凍りつき、告白する二人だけが動ける世界に。
ホワイトアウトの中、ユキトは一歩前へ。
「俺は……」
北の大地学園の生徒たち
雪野ひより(女子)—“雪ん子ヒロイン”
白樺ユキト(男子)—“天性の人たらし”
氷室カレン(女子)—“クール系なのに恋愛暴走兵器”
大地ハルト(男子)—“慎重すぎて恋を逃す男”
吹雪エミ(女子)—“ムードメーカーの裏に秘密の恋”
生徒会長・凍堂レイジ(男子)—“氷の王子なのに恋愛に弱い”
雪山の用務員・モクじい— 北の大地学園の裏の番人
雪女カップル(特別出演)この学園の伝説の「恋の守護霊」的存在




