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【ランキング12位達成】 累計57万8千PV 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『3年ONI組 さっちゃん先生10 北の国から 男女あったかいんだから』

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第三話 かまくらデート大作戦!友情と恋の衝突

北の大地学園の校庭は一面雪景色。凍える風の中、さっちゃん先生は杖を振りかざし、いつもの毒舌で宣言する。


「男女ペアになって、かまくら作りなさ〜い!!」


生徒たちは驚きと困惑の表情。雪野ひよりは顔を赤らめ、白樺ユキトを見つめる。氷室カレンは眉をひそめつつも、ユキトを見つけて小さく舌打ち。


「……こんな寒いのに、仕方ないわね」


さっちゃん先生は杖をぐるぐる回し、次々と小さなかまくらを量産する。雪を押し固め、窓や扉まで完璧に作り上げる魔力で、生徒たちが自然とペアにならざるを得ない状況を作り出す。


ペアの相性バトル


雪野ひより ×白樺ユキト

雪の斜面でひよりは大胆にスキー板を滑らせ、ユキトの目の前で着地。息を切らしながらも笑顔で言う。

「ユキトくん、一緒に作ろう!」


ユキトは無邪気に笑い返す。

「よし、ひよりのリードに任せるぜ!」


二人は息を合わせて雪を積み、かまくらを形にしていく。距離がぐっと縮まる瞬間。


氷室カレン × 大地ハルト

カレンは無言で雪を固めるが、ハルトが手元で戸惑う。

「こ、こう…かな……?」

「……鈍いわね。もう少し力を入れて」

カレンのクールな指示に、ハルトは赤面しつつも必死に応じる。険悪さと微妙な緊張感が交錯する。


吹雪エミ ×凍堂レイジ

エミはハツラツと雪を投げつけ、レイジは冷静に防御。

「まったく、貴女は元気ね……」

「だって楽しいじゃない!レイジ先輩!」

笑顔と照れ顔が入り混じる。距離は縮まるが、エミの秘密の恋がまだ影を落とす。


夜のかまくら内、告白寸前


夜になり、ペアで完成したかまくらに入る生徒たち。息が白く、吐く息でかまくら内は温かくなり、自然と距離が近づく。


ひより × ユキト

ひよりは小さな声でつぶやく。

「ユキトくん……わたし…」

ユキトが耳を傾ける瞬間、カレンが外から雪を投げ込む。ひよりは驚きつつ、ユキトは笑うしかない。

「おいおい、ここはかまくらじゃなくて戦場か?」


カレン × ハルト

ハルトは勇気を出して告白しようとするが、カレンが意地悪く微笑む。

「そんなに簡単に言わせると思った?」

ハルトの頬が赤く染まる。



校庭の隅から杖を振るうさっちゃん先生は、こっそり観察しつつも容赦なし。

「うおおおお!告白寸前で止まるなんて甘えんじゃねぇぇぇッ!!」


杖から魔力が飛び出し、かまくらの中の二人を軽く揺らし、告白チャンスを強制的に作る。


「……私の出番はここよ!恋のスイッチを入れ直すッ!!」

生徒たちは半泣き、半笑いで必死にバランスを取りながらも、恋の火花が確実に散っていく。


雪明かりの中、かまくらで手をつなぐペアもいれば、険悪になりつつも距離が縮まったペアもいる。


さっちゃん先生は夜空を見上げ、杖を高く掲げる。

「北の大地でも、恋は止められないわよッ!」


雪の結晶が光を反射し、学園の夜は恋の熱気に包まれる。

北の大地学園の生徒たち


雪野ひより(女子)—“雪ん子ヒロイン”

白樺ユキト(男子)—“天性の人たらし”

氷室カレン(女子)—“クール系なのに恋愛暴走兵器”

大地ハルト(男子)—“慎重すぎて恋を逃す男”

吹雪エミ(女子)—“ムードメーカーの裏に秘密の恋”

生徒会長・凍堂レイジ(男子)—“氷の王子なのに恋愛に弱い”



雪山の用務員・モクじい— 北の大地学園の裏の番人

雪女カップル(特別出演)この学園の伝説の「恋の守護霊」的存在


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