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【ランキング12位達成】 累計57万8千PV 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『3年ONI組 さっちゃん先生9 爆笑お笑い学園MNC』

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第六話 地獄のM-1予選!生き残りバトル開始

魔界漫才コンテスト“M-1”の校内予選。

通称


《MNC地獄予選》


学園最大のイベントに、

生徒たちのテンションと魔力は最高潮に達していた。


さっちゃんは腕を組み、厳しくも温かい目で言う。


「仲間同士でも容赦なし!今日は“本気の漫才”でぶつかり合え!!

ただし劇場燃やすなよボルカ!!」


ボルカ

「まだ言われる!?」


1組目:ボルカ × クール=リース

『炎と氷の友情漫才』


観客席(生徒)

「おお……危険コンビ来た!」


ボルカ

「今日こそ燃え上がる笑いを――」


クール

「……溶けたらごめん。」


ツカミとしては完璧。


しかしボルカがテンパって炎が暴発。

クール=リースの氷が反射で飛ぶ。


会場、火と氷が乱舞する地獄絵図。


さっちゃん

「お前ら漫才で天変地異起こすな!!」


しかし最後のオチ、


ボルカ

「熱いのは炎じゃない……

お前とのコンビ愛や!!」


クール

「……溶けそう(照れ)」


会場

「キャーッ!!」


地獄的ウケを勝ち取り、予選通過。


2組目:スカル兄 × ふぅこ

『骨と狐のトリッキー漫才』


開始1秒。


スカル兄

「よろしくお願いしま――(ゴトッ)」


頭蓋骨が落ちる。


ふぅこ

「開始3秒で死ぬなや!!」


観客爆笑。


さらにふぅこが幻術を発動し、

観客を半分だけ異世界に転送(意図的)。


異世界側の観客

「なんか龍飛んでるんだが!?」


ふぅこ

「臨場感や。高級演出や。」


スカル兄

「僕の頭……どこ……(ガシャガシャ)」


さっちゃん

「ふぅこ!転送しすぎ!!

スカル兄!自分の骨ぐらい管理しなさい!!」


しかしこの“カオス全開のボケ合戦”が見事にハマり、

二人も予選通過。


3組目:ラミリス × ゴブ郎

『AI × ゴブリンの混沌系漫才』


ラミリス

「ボケの効率値を算出しました。あなたのボケは――」


ゴブ郎

「天才的だろ?」


ラミリス

「いえ。ゼロです。ゼロを下回る、新しいゼロです。」


観客

「逆にウケる!!」


次にゴブ郎、渾身の“ゴブリンジョーク”披露。


ゴブ郎

「ゴブリンが寝坊した理由は

寝ゴブったからだ!!」


観客

「……………………」


ラミリス

「沈黙率97%……しかしこの静寂、使えます。」


AIの冷静な分析と、ゴブ郎の無意識ボケが融合し、

“破壊的なシュール漫才”へと変貌。


結果予選通過。


4組目:ウィステリア × クール=リース(特別枠)

『氷 × 詩 × ホラー』


ウィステリア

「月の光が……あなたの笑いを……切り裂く……」


クール

「……もう寒い……」


観客のメンタル

「(ザワァ……)」


会場が“冷気+薄暗い詩”で怪談状態に。


さっちゃん

「ホラー漫才やないか!!

でも……なんかクセになる……」


最後のウィステリアの落ち着いたボケが刺さり、

意外にも予選通過。


予選後半、ふぅこの妖術が暴走し、

舞台が幻の森に包まれる。


ゴブ郎

「なんか俺の席に巨大な兎がいる!?」


ラミリス

「幻術です。恐れる必要は――ありません。

ただしあの兎、あなたを食べる幻影です。」


さっちゃん

「説明冷静すぎるわ!!

はいストップ!!」


バシィィィン!!


さっちゃんの杖ツッコミで幻術解除。


さっちゃん

「ふぅこ!舞台で異世界旅行させないで!

漫才に集中してー!!」


ふぅこ

「ごめんっ……でも、楽しそうで……」


さっちゃん

「楽しければなんでも なし!!」


予選の最後。

乱闘、火災、氷結、骨崩壊、異世界召喚……

地獄のような舞台を乗り越えた生徒たち。


控室で、自然と輪になる。


スカル兄

「俺……もっと強いボケしたい。」


ふぅこ

「私も……もっと相方を信じてみる。」


クール

「……火、弱めて。」


ボルカ

「頑張る。」


ウィステリア

「笑いは……孤独を照らす月光……」


ゴブ郎

「俺、やっぱ天才かも!」


全員

「黙れ!!(総ツッコミ)」


そして


その瞬間、みんなの心が“仲間の漫才師”になった。


さっちゃん

「よし、全員……Mー1本選進出や!!

友情で作った笑いは……負けないよ!!」


生徒たち

「おおぉぉぉ!!!」


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