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【ランキング12位達成】 累計57万8千PV 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『3年ONI組 さっちゃん先生9 爆笑お笑い学園MNC』

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第三話 暗黒ギャグ修行、 闇とツッコミのバランス学

MNC養成所、地下スタジオ。

「ギャグ修行」と聞いてやって来た生徒たちを待っていたのは


雷撃エンタメ界の女王、シェリー・スパーク。


名前:シェリー・スパーク

種族:雷精

外見:銀髪ショート、電気をまとっている

性格:テンション高め、舞台で爆笑ギャグを発明

特技:物理ギャグ、ボケへの電撃演出


銀髪を逆立て、ビリビリと電流が走るステージで彼女は高笑い。


シェリー

「さぁクソガキども! 今日は“暗黒物理ギャグ”で身体に刻み込むのよ!

笑いは肉体で覚えるの。理解?(バチバチッ)」


生徒一同

「理解してないけど理解しました!!」


シェリーの第一声と同時に、雷撃がボルカに直撃。


ボンッ!

ボルカが一瞬だけスーパーサイヤ人みたいに光る。


ボルカ

「アアアアアアチチチチ!!!?」


さっちゃん

「炎使いが電気でイオン化してどうすんねん!!

笑いの前に消し炭になるぞコラァ!」


観客役の下級生、腹を抱えて転げ回る。


ボルカの炎は緊張で暴走、ファイアボールが天井に激突。

消火魔法が追いつかない。


クール=リースは氷のスケートリンクを展開し、

「物理的にスベる」本気のスベり芸を披露。


だが


ズザァァァァ――ンッ!!!


思いっきり自分が滑ってステージ袖に激突。

天井から氷柱が落ちてくる。


さっちゃん

「自爆率100%やないか! 氷でスベるって“物理じゃない笑い”覚えて!!

物理一本で攻める芸人なんかおらん!」


クール=リースは氷に埋まりながら

「笑い……溶けそう……」とぼそり。


シェリーがハリセンを構えた瞬間、骨がビビって外れ始める。


スカル兄

「ちょ、待って!今日は外れ方選ばせて!!」


シェリー

「選べるかぁッ!!」


バシィィィン!!!


ハリセンが命中。

スカル兄、パズルのようにバラバラになる。


助手が慣れた手つきで骨を拾い集める。


さっちゃん

「アンタの“崩壊芸”は天才やけど、

拾う側の労働環境がブラックすぎんねん!!」


ステージ中央に立ったウィステリア。

静かに月影族の詩を紡ぎ始める。


「孤独は影……影は虚無……虚無は我……

笑いとは……逃げられぬ闇の囁き……」


観客の顔色が一気にモノクロになる。


さっちゃん(即ツッコミ)

「怖いんじゃボケェ!! お笑いで観客の魂沈めてどうすんねん!

メンタル凍死者出るわ!!」


ウィステリアは静かにうなずく。

「……改善点、了解。次はもう少し光を……入れます……」


ふぅこが幻術を使い、シェリーの雷撃を避けつつ派手なトリックスター芸を披露。


ふぅこ

「先生、私の才能を見抜けるかしらァ?

凡人にはわからない妖狐のセンスだけど?」


さっちゃん

「よう言うたなコラ、

“9割成功・1割炎上”の炎上担当が何言うてんねん!」


幻術が一瞬途切れ、ふぅこが白目むく。


生徒達「ふぅこ先輩、また論破された……!」



ハリセン(大)、ピコピコハンマー(超大型)、

さらには天井から有名な“たらい”が落ちる伝統芸。


ガコン! ボンッ! ピコーン!


生徒たちが次々と空中で吹っ飛ぶ。


ゴブ郎

「ぼ…僕のジョークは……?何もしてなくても落ちてくるんだけど……?」


シェリー

「才能よ」


さっちゃん

「才能やない、ただの“危険人物補正”や!!」


特訓が終わり、さっちゃんがみんなの前に立つ。


静かに杖を地面に突く。


さっちゃん

「今日のお前ら……

闇に寄りすぎ!物理に頼りすぎ!

お笑いは“痛み”と“楽しさ”のバランスで出来てんねん。


人を傷つけても笑いは生まれへん。

自分だけ傷ついても意味がない。

観客と一緒に楽しむ“光”が大事や。


その光があって初めて、

暗いギャグも、物理ギャグも、変な芸風も輝くんや」


生徒たち、静かに聞き入り


スカル兄

「骨だけど……心に刻むよ……」


ふぅこ

「……さっちゃん先生、ちょっとカッコよかった。」


クール=リース

「光……氷には……苦手……」


さっちゃん

「そこは頑張れや!!」


爆笑。



ガコーーーン!!


天井のたらいが落ちて、

さっちゃんの頭に着地。


生徒全員

「さっちゃん先生ーーーッ!!?」


さっちゃん(こめかみに血管浮かべながら)

「……誰や、今のタイミングで落としたヤツ……」


シェリー(すまし顔)

「……伝統芸よ?」


さっちゃん

「伝統でも怒るもんは怒るわぁぁぁ!!!」


スタジオが爆笑で揺れた。


生徒たち(魔界養成カルチャー・MNC)


ボルカ・ハッパー(炎獄族)

特技:舞台で火炎芸(炎を吐く)

弱点:緊張すると観客にファイアボールを投げる

特徴:ツッコミされると炎の色が変化(赤→青→白→黒)


さっちゃん評価:

「緊張で劇場燃やすなバカタレ!!」


クール=リース(氷霊族)

特技:氷魔法で“スベり芸”を物理再現

弱点:ギャグ外すと舞台が凍って崩壊

性格:やる気ほぼゼロ、口数少なめ


口癖:「笑いとか……溶けるし……」


スカル兄(白骨族)

特技:自称“魔界の松本人骨”、ボケ担当

弱点:骨が外れやすく、医療事故が多い

特徴:「お約束の崩壊」が得意技、補助者必須


キツネ乃ふぅこ(妖狐族)

特技:妖術トリックスター芸、幻術で観客半分異世界へ

弱点:可愛いのに口が悪く、さっちゃんと舌戦で場が凍る

さっちゃん評価:

「アンタ私に勝てると思うなよ??」


ゴブ郎(ゴブリン界のプリンス)

特技:ゴブリンジョーク

弱点:圧倒的につまらない

特徴:本人だけは天才だと思い込む


校長の評価:

「お前は逆にすげぇよ……笑いゼロって才能だぞ」


ラミリス・バニー(AI式魔人)

特技:量子演算でネタの最適解を瞬時に算出

弱点:完璧すぎて逆に受けない、計算がロボット的

口癖:「そのボケの期待値は0.62……改善が必要です」


ウィステリア(月影族)

特技:お笑いを“詩”として表現する文系芸人

弱点:ネタが暗すぎて観客のメンタルが欠ける

特徴:たまに名作を生むが、ほぼホラー

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