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【ランキング12位達成】 累計57万8千PV 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『3年ONI組 さっちゃん先生9 爆笑お笑い学園MNC』

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第一話 授業開始!さっちゃん先生のお笑い勉強会

教室の空気がピリッと張り詰める。

さっちゃん先生が杖を片手に登場


いや、登場と言うより、舞台に降臨といった方が正しい。


「さて、みんな! 本日の授業はお笑いのボケとツッコミの基本、そして笑いの哲学よ!!」

杖を振ると教室内にホログラムの漫才台本が浮かぶ。


ボルカ・ハッパーが手元の小火をプスプスさせながら、恐る恐る手を挙げる。

「えっと……ボケって……どうやって笑わせるんですか?」


「ふん、火を吹くだけじゃ笑いにならんわ!バカタレが!」


さっちゃん先生の杖から雷がピカッと走る。

「ボケってのはな相手の期待を裏切る小さな奇跡 なんだよ!」


クール=リースが床の氷の上でズルリと滑り、スベり芸を披露する。


「スベるって……これで笑いになるんですか……?」


さっちゃん先生、氷の上を飛び跳ねながら杖でツッコミ。

「笑いは転ぶことじゃねえ! 相手の心を揺さぶることだ! 滑るのは氷だけで十分!!」


次にスカル兄が自慢のボケを披露するが、骨がバラバラに崩壊。

「お約束の崩壊~!」


「お前……笑いの前に医療事故だろ!!」


杖を振ると骨は元通りになり、スカル兄も赤面。


さっちゃん先生は深呼吸して、教壇に杖を突き立てる。

「みんな、聞け!お笑いとは人を傷つけずに心を震わせる芸だ」


「人を気づつけて痛くて笑うのは、ただの拷問だぞ」


ラミリス・バニーが電子音で反論。

「でも計算上、最も効率よく笑わせるには予測通りのボケが最適……」


「効率とか関係ないよ! 笑いは心の化学反応だ、ロボットじゃ人の温かさを感じられないの!」


さっちゃん先生が杖を振ると、教室に花火のような光が舞い、熱気と笑いが生まれる。


最後に、さっちゃん先生が全員を見渡して言う。

「覚えといて、ボケとツッコミはセットだ。片方だけじゃただの独り言だ。笑いは、信頼と友情の証でもあるのよ」


生徒たちは息を弾ませ、目をキラキラさせて頷く。

「今日の授業、覚えた? じゃあ次は実践よ! 舞台で爆笑の嵐を巻き起こせ!」


教室の窓の外で、魔界の風がざわめく。

舞台は燃え、氷は滑り、骨は崩れはじめた。


だが、ここに生まれる笑いは、確かに世界を救う力になるのだ。



生徒たち(魔界養成カルチャー・MNC)


ボルカ・ハッパー(炎獄族)

特技:舞台で火炎芸(炎を吐く)

弱点:緊張すると観客にファイアボールを投げる

特徴:ツッコミされると炎の色が変化(赤→青→白→黒)


さっちゃん評価:

「緊張で劇場燃やすなバカタレ!!」


クール=リース(氷霊族)

特技:氷魔法で“スベり芸”を物理再現

弱点:ギャグ外すと舞台が凍って崩壊

性格:やる気ほぼゼロ、口数少なめ


口癖:「笑いとか……溶けるし……」


スカル兄(白骨族)

特技:自称“魔界の松本人骨”、ボケ担当

弱点:骨が外れやすく、医療事故が多い

特徴:「お約束の崩壊」が得意技、補助者必須


キツネ乃ふぅこ(妖狐族)

特技:妖術トリックスター芸、幻術で観客半分異世界へ

弱点:可愛いのに口が悪く、さっちゃんと舌戦で場が凍る

さっちゃん評価:

「アンタ私に勝てると思うなよ??」


ゴブ郎(ゴブリン界のプリンス)

特技:ゴブリンジョーク

弱点:圧倒的につまらない

特徴:本人だけは天才だと思い込む


校長の評価:

「お前は逆にすげぇよ……笑いゼロって才能だぞ」


ラミリス・バニー(AI式魔人)

特技:量子演算でネタの最適解を瞬時に算出

弱点:完璧すぎて逆に受けない、計算がロボット的

口癖:「そのボケの期待値は0.62……改善が必要です」


ウィステリア(月影族)

特技:お笑いを“詩”として表現する文系芸人

弱点:ネタが暗すぎて観客のメンタルが欠ける

特徴:たまに名作を生むが、ほぼホラー


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