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第3話 魔界の門での闘い


悪魔王ガイアスが俺たちの前に突如出現した。



挿絵(By みてみん)


―――――――――

名前 悪魔王ガイアス(サターン)


レベル:99

体力:????

攻撃:9000

防御:9000

素早さ 999

魔力:9000

賢さ:???

運:250


この世界で、魔王軍の4天王のリーダーで魔王軍の総司令官、噂によると不死の身体で元勇者リンゼルに首を堕とされても生きていたという。鋭い金色の瞳と、長く鋭い爪と漆黒の翼をもつ魔王軍の最高位。


【固有スキル】 ????


―――――――――


リスクは、道具袋から“イージスの弓”を取り出し、スタン効果のある《タイフーン》を使おうとした。


……が、その瞬間!


「あげぽよ!リスクっち、いいもの持ってるじゃん。ありよりのあり~!」

イーリス族のギャル、ライラが俺の弓をひったくり、ガイアスに向かって放つ。


「必殺技ッ! 光の矢!!」


「元カレを殺したカタキーッ!!」


矢はガイアスの額に深々と突き刺さる!


……が、ガイアスはニッコニコで立っていた。


「効かんぞ、ライラ!お前、301歳にもなってギャルの格好とは恥ずかしくないのか!?」


「じぇじぇじぇ〜!? チョベリバ!ギャルは年齢じゃないの!心なの!」


「……まだ生きてるよ、俺。」

傍らにいた悪魔ザベル、そうライラの元カレである。


シスターマリア(回復担当)

「すみません、ザベルさんには持続で回復魔法をかけてるんで……まだ死なないかと」


「ザベルっち!浮気したし!あとLINEの既読無視やばかったし!しかもさぁ、あたしの誕生日に“既読スルー”って名前のモンスターと戦ってて来なかったとか意味不だし!?」


「それは任務だったんだってば……」


「浮気悪魔が仕事とか言わないで!タヒって!ねえ、タヒってぇ!!」


と、謎のギャル語でのバトルが繰り広げられる中

勇者アルベルトが双剣を構え、放つ!


「《双影斬ッ!!》」


クロスした双剣が閃光となり、ガイアスの左腕を切断!


ズバァァァァァァァァンッ!!


……しかし。


「効かんわ!わしは不死身だ。その剣、どこかの元勇者に似てるな」


ライラの話では、ガイアスは魂を複数の異界に分散しており、肉体を滅ぼしても何度でも蘇る。しかも、なぜか復活するたびに筋肉量が増えるという謎仕様。


これは、勝てない。


俺は勇者アルベルトに撤退指示を出した。アルベルトもすぐにうなずいた。


「逃げるが勝ちだ」


戦線を離脱するため、俺はシスターマリアに頼んだ。


「シスターマリア、いつものアレ、頼む」


「はいっ! リスクさん、《ディーペイト》ですね!」


祈りの言葉と共に、空間が聖なる風に包まれる。


「聖なる風よ、リスクに鈍足を!《ディーペイト》」


【リスクの素早さが 0 → -45 に低下しました】


その瞬間、俺の全身が金色の光に包まれる――!


「発動した……ゼロ能力者のスキル!」

《Lightspeed Execution――ライトスピード・エグゼキューション》


俺はシスターマリアをお姫様抱っこして、その場から猛スピードで離脱!


後ろから、勇者アルベルト(18歳)、黒魔術師マーリン(301歳)、そしてギャル(301歳)のライラが追いかけてくる。


「リスクっち、秒で足早すぎ~!」


しかし悪魔王ガイアスは羽を広げて飛行して俺たちを追いかけてきた。悪魔のザベルは自力で家に帰った。



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