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【ランキング12位達成】 累計57万8千PV 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
「アイゼンハワード最後の旅3 ― 西の都市国家の陰謀」

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プロローグ 登場人物紹介

【オープニングナレーション】


「吹雪も巨人も、もうとっくに振り返れば点のよう。

だが、西の都市国家はもっとヤバい。

腐りきった役人、消える子どもたち、裏取引の影、

そして“国家レベルのタブー”。

だがまあ、心配いらねぇ。

この4人が揃えば、大体どうにかなる……どうにかしてしまうのさ。」


「さあ、行くぜ。

アイゼンハワード、ルアーナ、リュカ、そして死神。

国家の闇を暴く、一世一代の“珍道中”。

始まりだ!」


―――――――――――――――――――

登場人物キャラクター紹介

―――――――――――――――――――


■ アイゼンハワード


年齢:不詳(たぶん70代後半)

職業:放浪の魔導捜査官(休職中)

特徴:皮肉屋・天才・チート級の洞察力

弱点:友情と子どもにめっぽう甘い


死神「アイゼンハワード、お前いつ死ぬんだイヒヒヒヒ」

アイゼン「安心しろ。死ぬ気はある」

ルアーナ「“気だけはある”……だよね?」

アイゼン「そこを強調するな」


冷静で皮肉屋だが、誰より仲間想い。

子どもが絡むと急に真面目になる。

国家の闇を暴くのに向いているのか向いてないのか、本人は知らない。


■ ルアーナ

年齢:17

職業:科学者

特徴:素直で真っ直ぐ、時々キレる

弱点:アイゼンの無茶と死神のイタズラ


ルアーナまた無断で私の発明を改造しましたね」

アイゼン「性能を上げた。ほめていい」

リュカ「爆発しましたよ」

ルアーナ「それ性能じゃないから!」


ツッコミ兼アタッカー。

物静かで優しいが、仲間のピンチには涙目で突っ込むタイプ。

今回の都市国家では“消えた技術者”の事件に巻き込まれる。


■ リュカ

年齢:15

職業:元囚人/旅する少年

特徴:華奢だが瞳が澄み切る、静かで優しい

弱点:理不尽・お化け(死神とは仲良し)


リュカ「工場型都市特有の“違法燃料”の臭いです」

死神「いや、もっと嫌な匂いだ。『消された魂の気配』が混じってるイヒヒヒ」


リュカが少し顔をしかめると、死神は肩に飛び乗る。

リュカ「やめろってば、重いよ」

死神「オレは軽いぞ。精神的にイヒヒヒ」

リュカ「精神的にって……どうやって支えろっていうんだよ」

死神「そりゃあ、リュカがお前の精神を鍛えるしかないだろイヒヒヒ」


囚人時代、血と泥にまみれ凍えながら働く中で、母が残した絵本だけが唯一の宝物。

外の世界の色、匂い、光、それを胸に息を潜める。


■ 死神(仮名:レイヴ)


年齢:数百歳(外見は青年)

職業:死神だが自由行動中

特徴:悪戯好き・毒舌・でも一番仲間思い

弱点:ヌルヌルしたもの


死神「オレを“マスコット扱い”するなイヒイヒヒ」

アイゼン「じゃあ自分で歩け。肩に乗るな」

死神「疲れるんだよ、精神的にイヒヒヒ」

ルアーナ「精神なんだ……」


人の魂の行方を見抜く力を持つ。

今回の都市国家の“失踪事件”に、魂の痕跡を感じ取る。


そのせいで

彼だけ、序章からすでに危険を悟っている。


死神「アイゼン、今回は……本当に死ぬるかもイヒヒヒ。」

アイゼン「いつもだろ。」

死神「今回はレベルが違うイヒヒヒ。」

アイゼン「……へえ。死ぬ場所が見つかるかもな。」


―――――――――――――――――――

序章:西の都市国家・灰煙の門前

―――――――――――――――――――


西の都市国家グレイア――

東西分断戦争の真っ只中にある巨大な商業都市。


重い鉄の門の前で、4人が立ち尽くしていた。


アイゼン「……空気が悪いな」

ルアーナ「スモッグ??」

リュカ「違います。これは工場型都市特有の“違法燃料”の臭いです」


2人が目を合わせる。


アイゼン「よし、決まりだ」

ルアーナ「なにが?」

アイゼン「面倒ごとだ」


そして、門番が叫ぶ。


「そこの旅人!今、この都市は特別警戒中だ!

余計なことをしないでくれよ!」


アイゼンは笑った。


アイゼン「余計なこと以外したことないんだが、どうすればいい?」


死神が肩でため息をつく。


死神「国家の闇、全部引っ掻き回してやろうイヒヒヒヒ」


ルアーナ「えぇ……」

リュカ「今回は……無事にすみますよね?」

アイゼン「保証はない。だが――」

 

「お前らがいるなら、何でもやれる」


こうして、4人は都市国家グレイアに足を踏み入れた。


誰も知らない。

そこが国家を揺るがす陰謀の中心だということを。


そして4人の珍道中は、

またしても、とんでもない方向へと転がり始める。

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