表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【ランキング12位達成】 累計57万8千PV 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『3年ONI組 さっちゃん先生6 ドキドキメモリー学園』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1301/1406

エピローグ 呪いの桜の真の解放 さっちゃん先生、青春の集大成!!

裏山の“運命の桜”は満開。

夜空に舞う花びらは光を帯び、まるで天から降る魔法の粒子。


しかしその中心では

呪いの魔力が暴走し、恋のエネルギーが爆発寸前!


さっちゃん先生は、生徒たちの恋の騒動を追いかけ回しながら叫ぶ。


さっちゃん

「なんでみんな同じ日に告白すんの!?

 私の心が先に爆発するわ!!」


タケル・ナオヤ・リョウ・レオン、

そしてひまり・るか・かのん・はづき――

みんなが青春パワーを全開にして、桜の前に集まる。


その力が共鳴し、桜の木はさらに光を強める。


すると

桜の根元から亡霊のような青年の幻影が浮かび上がる。


幻影の青年

「……私は恋に破れたまま、この桜に想いを封じた……

 だが、今日こそ見届けたい。ほんとうの恋の花を。」


さっちゃん

「うわっ出た!恋の亡霊!

 なんか今日もう無理なんだけど!!」


幻影の青年

「呪いを解くのは……“先生の心”だ。

 生徒を信じること。

 それが恋の魔法の最後の鍵……」


さっちゃん

「……ッ!!」


タケルたちは不安そうにさっちゃんを見る。


タケル

「さっちゃん先生……俺たち、信じてくれる?」


ナオヤ

「俺……まだ告白もまともにできないけど……」


リョウ

「失敗してもいい、でも……先生に笑っててほしい」


レオン

「オレ……頑張るから!!炎上しても!!」


女子たちも真っ直ぐな目でさっちゃんを見つめる。


ひまり

「先生……私たちの恋、見守ってください!」


るか

「ナオヤがバカでも……好きなんです!」


かのん

「風になっても、追いつくまで走る!」


はづき

「レオンが燃えても、私が消します!」


さっちゃんは、静かに桜を見上げ、

そして、ゆっくりと息を吸う。


さっちゃん

「……青春なんて、くっだらないと思ってた。

 でも……

 あんたたちの恋、めちゃくちゃ綺麗じゃん。

 行け。

 ……自分の青春をつかみに!」


その瞬間――


ドォォォォン!!


桜が爆発するように光を放ち、

花びらが学園中を包み込む。


呪いは、完全に解放された。


青年の幻影も微笑む。


「ありがとう……教師よ。

 これで私は……自由になれる……」


淡い光となって消える青年。


桜は、今までにないほど鮮やかに咲き誇った。




・タケル&ひまり → 初々しく両想い

・ナオヤ&るか → ナオヤ気絶のままOK

・リョウ&かのん → 光速でハグ(危険)

・レオン&はづき → 炎上しながら成功


みんなが笑い合い、受け止め合う

最高の青春の夜。


桜の下で生徒たちが喜び合う。


リュウジ(男子生徒)

「先生もさ、誰かに告白されればよかったのに!」


さっちゃん

「やめなさい!

 私は誰にも告白されない方が幸せなの!

 青春よ永遠に!!」


その瞬間

背後の桜がひときわ強く輝く。


まるで、

“先生にもいつか恋が来る”

そんな未来を示すように。


さっちゃん

「ちょっ……何その光!? いやマジでいらないから!!」


生徒たち

「先生〜〜〜〜!!(笑)」


その笑い声は夜空に響き――

魔界学園の桜は、静かに散り始めた。


すべての恋、すべての涙、すべての青春。

それを見届けたさっちゃん先生と、生徒たち。


みんなが“感謝”を胸に、

魔界学園を卒業していく。




『3年ONI組 さっちゃん先生6 ドキドキメモリー学園』





ー完ー


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ