表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【ランキング12位達成】 累計52万1千PV運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『3年ONI組 さっちゃん先生3 ―天使なのに悪魔のような生徒たち』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1223/1262

第11話 魔界との交換留学!笑顔崩壊5秒前!!

天界 第二分校、朝。


さっちゃん先生は満面の笑みで送り出していた。

「みんな~♡ 3か月間の魔界への交換留学、頑張ってね~♡♡」


ウラト・バイク・アイコ「行ってきまーす!」

(※さっちゃん先生の“地獄担当”が決まる瞬間である)


ミカエル副担任「……先生、なんか笑顔が引きつってません?」

さっちゃん「ううん、大丈夫! だって、地獄の子たちも可愛い生徒よ♡」

(※この5分後、その笑顔は崩壊する)


魔界 怒気ドキ学園・門前


硫黄の匂い、噴火寸前の地面、空から降るのは灰。

看板には大きく書かれていた。


“怒気ドキ学園 ― 喧嘩上等、出席は自己責任!”


さっちゃん「……いやな予感しかしないわね♡」

ミカエル「もう顔が笑ってないです先生!」


生徒登場

校舎の壁をぶち破って登場したのは


ギロチン・グレン「あ? 新しいセンコーか? あいさつ代わりに机投げとくわ!」

(ガッシャーン!)


メラメラ・マリナ「おっほー♡ 天界の先生だ~♡ じゃ、まずは制服燃やしてあげる~♡」

(ボッ!!)


バッシャー・ベニー「消火完了~っ!」(ドバーッ!!)


さっちゃん(まだ笑顔)「あらあら♡ 元気いっぱいね♡♡」

ミカエル「(先生、笑顔の圧が怖いです)」


我慢モード開始

グレン「オレたちの授業ルールは“寝る・食う・暴れる”!よろしくなァ!」

マリナ「静かな授業? 無理っしょ♡」

ベニー「天界教師、どこまで我慢できるかな~?」


さっちゃん「そう……そうね♡ 教育は愛よ……忍耐よ……♡」

(右手プルプル)

ミカエル「(やばい、手が震えてる……)」


マリナ「ねぇ先生~♡ これ、出席簿燃やしていい?」

さっちゃん「いいわけないでしょ♡(歯ぎしり)」


グレン「オレら、教師の“笑顔”が崩れる瞬間が好きなんだよなぁ」

ベニー「カウント開始~!5!4!3!」


鬼、降臨。

2秒後――笑顔が消えた。


「……もう無理。教育、開始(キレ声)」


空気が変わった。

黒板がビリビリ震え、髪が逆立つ。

背後に鬼のオーラが立ち上がる。


「貴様らぁぁぁ!!火と水と鉄で授業するなって何回言わせんのよぉぉぉぉ!!!」

ドゴォォォォン!!!(黒板粉砕)


グレン「うおお!? 黒板ごとビンタ!?」

マリナ「火消えた……!? 私の炎が……負けた!?」

ベニー「なんだこの圧……教育のオーラが鬼気だ!!」


ミカエル「先生ぇぇ! 校舎が半分沈んでますぅぅぅ!」


怒号のあと、静寂。


さっちゃん先生は深呼吸し、再び笑った。

「……でも、あんたたちにもちゃんと居場所、作るからね♡」


グレン「……なんだよその目……本気か?」

マリナ「怖いのに……優しい……」

ベニー「泣けるのになんか腹立つ……」


ミカエル「(これが……鬼教師の慈愛……!)」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ