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【ランキング12位達成】 累計55万1千PV 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『3年ONI組 さっちゃん先生3 ―天使なのに悪魔のような生徒たち』

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第10話 天界の教師停職!?鬼教師、教育免許剥奪の危機!

天界文化祭での“鬼ツッコミ騒動”が、ついに教育庁にまで波及――!

「教師が生徒を空中三回転ツッコミ!?」


「あの笑い声は指導の範囲を超えている!」

と、天界ニュース番組で連日報道。

さっちゃん先生、天界教育審議会に呼び出されることに。


【教育庁・審議室】

白い雲の上、天界教育庁。

金色の玉座に座るのは天界教育長・セラフィム=アクルス。

周囲には羽根を持つ委員たちがズラリ。


教育長「鬼教師・さっちゃん。君の教育法は“体罰的ツッコミ”だと訴えが来ている」


さっちゃん「はい、それ、ツッコミです。愛の方向修正運動です」


教育長「方向が強すぎるのだ!!」

(ドンッ)


さっちゃん「あらら、すみませんね~、でも生徒の魂が曲がってたら、骨ごとまっすぐにするのが教師の仕事でしょ?」


教育長の後ろで書記天使たちがざわつく。

「骨ごと!?」


「魂矯正…新しい教育理論か!?」


【そのころ、3年ONI組】

ウラト、偽善バイク、慈愛アイコら問題児たちは騒然。

「さっちゃん先生が停職だって!?」


「鬼ツッコミが禁止になるぞ!?」

ウラトが机を叩く。


ウラト「……ふざけんな。あの人にツッコまれなかったら、俺たちはバカのままだ」


偽善バイク「あの愛あるツッコミで、俺の心のエンジンかかったんだぜ!」


アイコ(涙目で)「あの人、本気で怒ってくれた…もう誰も怒ってくれなかったのに…」


【教育委員会前】

天界の門前に、3年ONI組の生徒全員がなだれ込む!!

「さっちゃん先生をやめさせるなぁああああ!!」

「俺たちはツッコミで育ったんだ!!」

「愛のゲンコツを返せぇぇ!!」


その勢いで門が開き、雲の上を突き抜けるほどの熱気。


教育長「な、なんだこの騒ぎはっ!? 天界暴動か!?」


ウラト「違います!! 教育への信頼です!!」



さっちゃん先生、教育庁の壇上で深呼吸。

「……私が鬼教師と呼ばれたのは、本気で叱ったからです」


「怒ることをやめたら、教育は終わる。優しさってのは、叱る勇気から始まるんですよ」


沈黙。


教育庁の天使たちがざわつき、ついに――


GOD校長(上空から)

「さっちゃん、いいこと言った! うっかり泣いたわワシ!」

「……停職処分、保留。再教育ミッションを与える」


さっちゃん「再教育ミッション?」


GOD「3年ONI組 問題児3人の地獄界への交換留学だ!」


ウラト、偽善バイク、慈愛アイコ「ぎゃあああ!!天国から地獄行き!!!」


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