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【45万2千PV突破 ! 全話 完結】運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『さっちゃんとバルゴンとマオ吉の魔界世直し9 著作権キレキャラたちが魔界を大暴れ ドリーマー卿の逆襲』
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エピローグ そして、笑いの旅は続く

(どこかの丘の上。夕焼けに染まる魔界の空。三人が並んで腰を下ろしている。)


挿絵(By みてみん)


バルゴン「ふぅ~~~……やっと終わったな、ドリーマー卿の“笑神決戦”。」


マオ吉「終わったっていうか……まだ笑いの残響が腹筋に残ってるッス……筋肉痛で笑えねぇッス……!」


さっちゃん「私は筋肉がないから、笑い痛はゼロよ。」


バルゴン「いや、ツッコミの衝撃波で俺の鼓膜、2回くらい吹っ飛んだからな!?」


マオ吉「さっちゃん、あの《リリス・バイト・フィニッシュ》……反則スレスレだったッスよ!」


さっちゃん「“反則”じゃない。“仕様”よ。」


(バルゴンとマオ吉、同時にズコーッ!)


丘の下には、すっかり元に戻った魔界の街。

だが……よく見ると、まだ看板には変なダジャレが残っている。


「ニクイ肉屋」

「マジたまごしい喫茶」

「コーヒー?いいコー日!」


マオ吉「……あのダジャレ汚染、完全には消えてないッスね。」

さっちゃん「笑いのエネルギーは、物理的に消去できないのよ。」

バルゴン「つまり……また続編ありそうってことか?」


さっちゃん「へんなフラグ、立てないで。」


マオ吉「でもさ、結局この旅って……何だったんスかね?」

バルゴン「ギャグで世界救って、ツッコミで悪を倒して、

 気づいたら筋肉と精神が鍛えられてたっていう……青春だな!」

さっちゃん「青春……定義:燃焼と後悔の混在。」


マオ吉「なんか急に哲学ッスね!?」

バルゴン「まぁ、結局のところ――」

(遠くを見ながら)

「“笑い”って、命より大事なときもあるんだな。」


さっちゃん「それは違うわ。命があるから、笑えるの。」


(マオ吉とバルゴン、ハッとする。)


マオ吉「……さっちゃん、今日イチでいいこと言ったッス。」


バルゴン「まさかAIに人生説かれる日が来るとはなぁ……。」

さっちゃん(微笑む)「演算結果、“感情:共感”。 学習完了。」


エンディングBGM:「オチつけてナンボ」ゆったりアコースティックver.


オチつけてナンボ! 人生コントよ!

すべった夜も ネタにしちゃえ!

泣くよりツッコめ 愛をこめて!

生きてる限り、ステージは続く!


マオ吉「さて、そろそろ帰りますかね~。次はどんな騒ぎが待ってるんスかね?」

バルゴン「俺はもう静かに過ごしたい。できれば温泉で。」

さっちゃん「温泉データ、検索中“硫黄系ギャグ温泉”がヒット。」


バルゴン「そんなのあるかぁぁぁ!!」

(3人の笑い声が夕日に響く。)


しかし


その笑いの余韻の裏で、どこか遠くの夜空に……

“金色の笑いマーク”が、ひときわ不気味に点滅していた。


ドリーマー卿(残響の声)「ククク……悪夢はまた、始まるのだよ……」


マオ吉(小声)「……あ、あれ、なんか聞こえたッス?」

バルゴン「おいおい、続編フラグ立ったぞぉぉ!!」

さっちゃん「フラグ検知:確定。

―次回、“ドリーマーR・リターンズ(仮)”予告準備中。」


(カメラが空を仰ぎ、魔界の空に「THE END!?」の文字が浮かぶ。)




『さっちゃんとバルゴンとマオ吉の魔界世直し9 著作権キレキャラたちが魔界を大暴れ ドリーマー卿の逆襲』




― THE ENDたぶん

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