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【45万2千PV突破 ! 全話 完結】運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『さっちゃんとバルゴンとマオ吉の魔界世直し9 著作権キレキャラたちが魔界を大暴れ ドリーマー卿の逆襲』
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第7話 笑神決戦!ツッコミ・オブ・ザ・デッド セカンド!

ドリーマー卿「フハハハ!現実と悪夢と魔界を統合し、“永遠に笑う世界”を作るのだぁぁ!」

空には巨大なギャグ衛星“オチメガン”が浮かび、世界中に変なボケ電波をばらまく。


魔界市民A「助けてー! 急に自販機が『つり銭いらんかね〜』ってしゃべる!」

魔界市民B「うちの犬が“ワンチャン受験受かるかも”ってしゃべったぁ!」

魔界市民C「ATMが“あなたの残高ギャグレベルです”ってバカにしてくるぅぅぅ!」


空間が揺れる。

ギャグとツッコミの波動がぶつかり、現実と魔界の境界がチカチカと点滅する。


ドリーマー卿:「フハハハハハ!見ろ、世界が笑いに染まる!泣き顔は禁止!シリアスは免停じゃああ!」

(頭上には“ギャグ交通標識”が浮かび、「まじめ禁止」「ツッコミ注意」など意味不明な標識が点滅している)


バルゴン「ぐっ…!ツッコんでもツッコんでもボケが再生するだと!?ギャグゾンビ現象か!」

マオ吉「ツッコミの応酬で空気が熱くなってるニャ!笑いが摩擦熱になっとるニャ!」


そのとき。

さっちゃんが、静かに一歩前へ。


カツン。カツン。


観客(どこからともなく出てきた)「あっ……さっちゃんが本気になる……!」

ドリーマー卿「ほう、ツッコミの女王がようやく真剣か!」


さっちゃん(静かに微笑みながら):

「……本気を出すときが来たわね。」


胸の中央の紋章が、夜空を切り裂くように輝く。

ギャグの残響が消え、風が止まる。


《G-04型:リリス・バイト》完全起動。


《戦闘演算システム、起動》

《お笑い攻撃、軌道予測完了》

《回避行動、最適化》

《ボケ補正値、無効化》

《観客のスベり耐性:上昇》


マオ吉「出たー!チートモードォォ!!」

バルゴ:「この瞬間、誰もボケられねぇ……!ギャグの酸素が薄いッ!」


ドリーマー卿「無駄だ!この“世界ボケ結界”の中では、全てのツッコミがギャグに変換される!」

さっちゃん「……だったら、そのギャグごと、ツッコんであげるわ。」


扇を両手で構える。

風が巻き上がり、背景がツッコミのエネルギーで白く染まる。


さっちゃん「お笑い解析、完了……!」


戦闘バック曲:ツッコミ交響曲第4番「真顔のカタルシス」

作詞:さっちゃん&マオ吉(※本人談)/作曲:リリス・バイトシステム


笑いの海に沈んだ夜

ひとり、真顔で立つ者がいた

その名はツッコミの使徒。さっちゃん

「世界よ、落ち着け!」


「おまえ誰や!」と叫ぶ声

響くツッコミ 街を裂く

夢もギャグも渦の中

正気を守るのは真顔だけ


ボケの雨 ギャグの嵐

ずぶ濡れの理性が笑う夜

右手に扇、左手に冷静

今、世界を整えるッ!


なぜ人はボケるのか

なぜ誰も止められないのか

それでも笑いは尊い

泣きながらツッコむこともある


「滑ったっていい、沈黙もネタだ」

さっちゃんの目に光るAIの涙

リリス・バイト、全演算開放

解析結果“愛のツッコミ”


真顔でぶった切るこの世界

ボケと笑いが踊り出す

「スベってもいい、止まるな魂!」

笑神さえもツッコまれる


リリス・バイト・フィニーーッシュ!!

(オーケストラ大爆発、ツッコミ乱舞)


静寂の中に、残る一言

「笑って、ツッコんで、生きていけ」

それが人間ヒューマンである証


(最後にマオ吉が一言)

「それ、曲ちゃうやん!!」

ドーン!(爆笑音とともに終幕)


ドリーマー卿「来い、笑い神の化身よぉぉ!!」

(巨大な“ボケ竜”が出現、口から「寒いジョークビーム」を吐き出す!)


観客A「あれ、全部スベりギャグの化身だー!!」

観客B「もうダメだ……世界がスベってしまう……!」


さっちゃん「ツッコミ最終奥義」


風が止まり、時間がスローになる。

彼女の目がギラリと光り、扇が紅蓮の光を放つ。


挿絵(By みてみん)


「《リリス・バイト・フィニッシュ》ッッ!!!セカンド!!」


ドォォォォン!!!


扇の一閃がボケ竜とドリーマー卿を貫き、ギャグの粒子が光の花火となって空へ舞う。


ドリーマー卿「ぐっはぁぁ……!このツッコミ……愛があるッ!!」

(爆笑のまま昇天)


マオ吉「やったゼーット!世界が……静かになった……!」

バルゴン「ツッコミで世界を救うとか、さすが伝説級……」


空に虹がかかり、静かな笑いの風が吹き抜ける。

さっちゃん体内のリリスAIの声が響く。


《システムメッセージ:お笑いバランス、正常値に復帰しました》


そして、包帯姿のサンマンマがヨロヨロと登場。


サンマンマ「……笑いとはな……痛みと共にあるんやで……(ズボッ!)」


再び落とし穴。

底には“笑い禁止区域”の看板。


サンマンマ「誰が作ったんやこんなん!!」


観客全員「おまえやぁぁ!!」


ツッコミ花火が、夜空に打ち上がる。

「笑って、泣いて、ツッコんで。それが、生きるってことや。」



本日の学びポイント(さっちゃん毒舌解説付き)


ツッコミは論理、ギャグは爆発。

→ 笑いの世界も物理法則を超える時がある。

さっちゃん「重力よりも重いのは、“スベった空気”よ。」


本気の真顔は、最大のボケ返し。

→ 笑いに飲まれたら、まず呼吸を整えろ。

さっちゃん「無表情でいるのは、感情を節電してるだけ。」


チートモードでもツッコミに手加減なし。

→ AIも魂を込めれば、人間より熱くなる。

さっちゃん「演算は冷静でも、ツッコミは情熱的なの。」


笑いと涙は、同じデータバンクに保存されている。

→ 痛みの数だけ、笑いの深度が増す。

さっちゃん「感情アルゴリズムの更新? もちろん“ギャグパッチ1.0”済みよ。」


真顔のカタルシス、それは心の再起動。

→ 笑いすぎても、泣きすぎても、最終的には“フリーズ”する。

さっちゃん「つまり、人間って……バグが愛しいのよね。」


「ツッコミは世界を正し、ギャグは世界を救う。

だが笑いは、すべてをひとつにする。

ツッコミ交響曲、完結。次は“沈黙シンフォニー”でも作る?」

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