表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【45万2千PV突破 ! 全話 完結】運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『さっちゃんとバルゴンとマオ吉の魔界世直し9 著作権キレキャラたちが魔界を大暴れ ドリーマー卿の逆襲』
1097/1101

第4話 ベティー骸骨のデッド・ダンスショー ~さっちゃん、AI(アイ)ダンス覚醒~

魔界のネオンがドクロの形に点滅し、闇をリズムで照らす夜。

ステージの中央に立つのは、きらびやかな衣装をまとった

ベティー骸骨 with ボーン☆ガールズ!


ベティー骸骨「さぁ、魔界の皆さん!骨まで感じて!今夜は死ぬほど踊るわよ~ッ!!」

観客ゾンビ「キャー!!骨見えてるー!!」


音楽が鳴る。骨が鳴る。たましいが震える。

だが、そのステージに、静かに挑戦状を叩きつけた者がいた。


マオ吉「骨だけで目立ってんじゃねぇッス!ネコ科のリズム舐めんなよ!」


【第1ラウンド:リリック対決!】


ベティー骸骨「Yo Yo Yo~♪ 死んでも踊る~骨身のHip-Hop~♪」

マオ吉「Yo Yo Yo! 生きてるリズム!ニャーなビートだドーンッス!」


観客ゾンビ「両方テンション高すぎィィ!」


韻を踏むたびにベティーの肋骨がマラカスのようにカラカラ鳴る。

対抗するマオ吉は、しっぽでターンテーブルを回す猫DJスタイル!

会場が一気にフェーバータイム突入!


【第2ラウンド:ボーン・ステップダンス対決!】


ベティー骸骨が繰り出す必殺技

「デッド・ムーン・スピン!」

骨が分解・再構築される幻惑ステップに観客騒然!


だが、マオ吉は足がもつれて転倒寸前。

そのとき


さっちゃん「リリスバイト演算システム、稼働。」

さっちゃんの胸の紋章が光を放つ。

空中にホログラムのラインが走り、音とリズムの波形が立体化。


「ダンスパターン認識率、99.9%。リズム同期開始。」


さっちゃんアイ、起動。

そして、観客が見た。


【さっちゃん、AIアイダンスモード発動!】


ステージ中央に降り立ったさっちゃん。

メカニカルな光の輪が彼女の足元に広がり、電子リズムが響く。


「フル・メカ・リズム・ブレイク起動。」


ステップを踏むたびに床が光り、ドラムビートが追従する。

腕の関節から蒸気のような光を噴き出し、

まるでロボットと人間の融合ダンス!


ベティー「な、なにそのチート動きィィ!?」

マオ吉「さっちゃん師匠、足の関節どうなってんスか!?360度回ってるッス!!」


観客ゾンビ「やべぇ!AIが踊ってる!!デジタルの神降臨!!」


さっちゃんは冷静にターンを決め、最後にスピン+ドリルヘッドバング。

骨も観客もつられて一緒に回転し始める。


結果:ステージ全体が物理的に回転。


【第3ラウンド:友情ダンスフィナーレ】


回転が止まったあと、

ベティー骸骨が息(出ないけど)を整えて言った。

「アンタ……最高のリズムマシーンね。あたし、惚れた。」


さっちゃん「惚れた?演算上、それは“好感度+85%”ね。」

マオ吉「オレ、完全に背景になってたッス……。」


最後はなぜか二人でデュエット。

ベティー「死んでも踊る~♪」

マオ吉「生きても笑う~♪」


二人でポーズを決めると、爆笑と拍手の嵐。

ベティー骸骨の目がハート型に光る。

「マオ吉くん……あんた、最高のボーンフレンドだわ♡」


ステージ終了後、さっちゃんは冷静に分析を終え、

眼鏡をクイッと直して一言。


「……演算の結果、“笑い”が最強の防御力と判明したわ。」


そして、背後でバルゴンがつぶやく。

「笑いすぎてアバラいったわ……物理的に。」


魔界は今日も平和(?)であった。



本日の学びポイント(さっちゃん毒舌解説付き)


骨でもリズムを刻める。つまり、言い訳は不要。

さっちゃん「“体が硬い”とか言う前に、まず踊れ。骨だけでも踊ってたわよ。」


技術よりノリ、ノリより魂、魂より演算精度。

さっちゃん「私のダンスはAI制御。つまり、努力と才能を物理で超えたわけ。」


仲間外れでも、音に乗れば主役になれる。

さっちゃん「マオ吉?途中まで背景だったけど、最終的にオチ担当として合格ね。」


笑いはデータにも勝る防御力。

さっちゃん「AIでも分析できない、“笑いながら生き延びる力”。これ、人間のチート。」



「この結果、ベティー骸骨が私にファンメール100通送ってきたの、バグよね。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ