第4話 地味ーちゃんとマオ吉の地味笑いバトル
(〜魔界地味笑い選手権〜)
舞台は魔界中央広場。観客席には魔界住民が鈍色の表情で座る。
「地味笑い選手権」、勝者には名誉、敗者には…もちろんゴリラパンチ(ほぼ死ぬ)付き。サンマンマは手に赤いゴリラ手袋を持ち、目は真剣そのもの。
地味笑いバトル開始
挑戦者は地味の女王・ジミーちゃん(地味ーちゃん)と、意外性のある地味ラップマスター・マオ吉。
サンマンマ「両者、覚悟はええか?笑いは地味でも、命は削るぞ!」
さっちゃん(観客席から)「ピンチでも面白くなきゃ意味ないわよ!さあ、どっちが地味の極致を見せるかしら!」
一回戦 :小さな地味
ジミーちゃん(小声で)「郵便受けの底に溜まる、忘れられたチラシの端っこ…地味だけど存在感は絶大。」
マオ吉(ビートに乗せず低音で)「割り箸袋の裏に書かれた、消費者向け小さな注意書き。誰も読まないけど確かに存在。」
観客はクスクス…という微妙な笑い。
サンマンマ(審判)「おお…地味ポイント入ったでぇ…」
場は一気に「じわじわ地味モード」へ。
二回戦:生活の地味
ジミーちゃん「畳の縁の色が微妙に違う部分、誰も気にしないけど存在感はある」
マオ吉「駅のベンチの端っこ、誰も座らないけど残ってる存在感」
さっちゃん(突っ込み)「いや、もう地味すぎて笑いっていうより哲学ね!哲学の授業よ!」
三回戦:地味笑いの極致
ジミーちゃん「古い領収書の裏に書かれた、誰も覚えていない買い物メモ」
マオ吉「蛍光灯が点いたり消えたりする瞬間の、ほのかな光の揺らぎ」
観客はうめき声を上げる。「笑う」とは違う、じわじわ効く地味笑いに魔界全体が耐えきれず、床で転がる者続出。
サンマンマは手袋を握り、「地味すぎる…でもオモロイ」と小声で呟く。
最終回:必殺・地味連打
ジミーちゃん「スーパーの牛乳棚の後列、一番安い豆腐。誰も手を伸ばさない」
マオ吉「使い古した鉛筆の芯。黒い粉だけが残ってるけど消えない存在感」
観客、魔界住民が笑い死に寸前。だが誰も派手なアクションは起こさない、まさに地味の力で世界を揺さぶる戦い。
サンマンマ(判定)「勝者は…両者とも地味の極みや!だが…勝負の華は“地味演出の完成度”で…地味に引き分けや!マオ吉&ジミーちゃんや!」
ゴリラパンチは空気でスカッと終わる。魔界住民、うっすら笑いながら床に転がる。
魔界全体がじわじわ笑い死に寸前状態、地味笑いで疲弊した住民たちは、プリンを食べながら「今日の地味、極まったな…」としみじみ感想。
さっちゃん(観客席で毒舌):「結論。地味は侮れない、極めると笑いが刃になる。面白くなきゃ毒舌で止める!掃除も自分でやりなさい!」
マオ吉はラップで締める
「Yo!地味の力、侮るなかれ、魔界の笑い、今日も静かに炸裂!」
本日の学びポイント(さっちゃん毒舌解説付き) 総括
地味は侮るなかれ
さっちゃん「地味こそ文化、地味こそ基礎。地味を極めれば、人の心を動かせるのよ。」
連携が生む“地味の芸術”
さっちゃん「一人の地味は微笑み。二人で重ねると共感。団体なら感動まで到達するから侮れないわ。」
笑いの扱いには責任を
さっちゃん「笑わせるのも、大事なのは“誰を傷つけないか”って配慮。魔界でも同じよ。」
「地味笑いでも侮るな。笑いの極致を目指す者は、毒舌とツッコミで制御せよ!魔界の笑い戦線、今日もカオスと爆笑の境界線を行き来したわね。」