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【45万PV突破 ! 全話 完結】運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『さっちゃんとバルゴンとマオ吉の魔界世直し8 黄泉の新喜劇軍団が笑い死にウィルスをまき散らす』
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第4話 地味ーちゃんとマオ吉の地味笑いバトル

(〜魔界地味笑い選手権〜)


舞台は魔界中央広場。観客席には魔界住民が鈍色の表情で座る。

「地味笑い選手権」、勝者には名誉、敗者には…もちろんゴリラパンチ(ほぼ死ぬ)付き。サンマンマは手に赤いゴリラ手袋を持ち、目は真剣そのもの。


挿絵(By みてみん)


地味笑いバトル開始


挑戦者は地味の女王・ジミーちゃん(地味ーちゃん)と、意外性のある地味ラップマスター・マオ吉。


サンマンマ「両者、覚悟はええか?笑いは地味でも、命は削るぞ!」

さっちゃん(観客席から)「ピンチでも面白くなきゃ意味ないわよ!さあ、どっちが地味の極致を見せるかしら!」


一回戦 :小さな地味


ジミーちゃん(小声で)「郵便受けの底に溜まる、忘れられたチラシの端っこ…地味だけど存在感は絶大。」

マオ吉(ビートに乗せず低音で)「割り箸袋の裏に書かれた、消費者向け小さな注意書き。誰も読まないけど確かに存在。」


観客はクスクス…という微妙な笑い。

サンマンマ(審判)「おお…地味ポイント入ったでぇ…」

場は一気に「じわじわ地味モード」へ。


二回戦:生活の地味


ジミーちゃん「畳の縁の色が微妙に違う部分、誰も気にしないけど存在感はある」

マオ吉「駅のベンチの端っこ、誰も座らないけど残ってる存在感」


さっちゃん(突っ込み)「いや、もう地味すぎて笑いっていうより哲学ね!哲学の授業よ!」


三回戦:地味笑いの極致


ジミーちゃん「古い領収書の裏に書かれた、誰も覚えていない買い物メモ」

マオ吉「蛍光灯が点いたり消えたりする瞬間の、ほのかな光の揺らぎ」


観客はうめき声を上げる。「笑う」とは違う、じわじわ効く地味笑いに魔界全体が耐えきれず、床で転がる者続出。

サンマンマは手袋を握り、「地味すぎる…でもオモロイ」と小声で呟く。


最終回:必殺・地味連打


ジミーちゃん「スーパーの牛乳棚の後列、一番安い豆腐。誰も手を伸ばさない」

マオ吉「使い古した鉛筆の芯。黒い粉だけが残ってるけど消えない存在感」


観客、魔界住民が笑い死に寸前。だが誰も派手なアクションは起こさない、まさに地味の力で世界を揺さぶる戦い。


サンマンマ(判定)「勝者は…両者とも地味の極みや!だが…勝負の華は“地味演出の完成度”で…地味に引き分けや!マオ吉&ジミーちゃんや!」


ゴリラパンチは空気でスカッと終わる。魔界住民、うっすら笑いながら床に転がる。


魔界全体がじわじわ笑い死に寸前状態、地味笑いで疲弊した住民たちは、プリンを食べながら「今日の地味、極まったな…」としみじみ感想。

さっちゃん(観客席で毒舌):「結論。地味は侮れない、極めると笑いが刃になる。面白くなきゃ毒舌で止める!掃除も自分でやりなさい!」


マオ吉はラップで締める

「Yo!地味の力、侮るなかれ、魔界の笑い、今日も静かに炸裂!」



本日の学びポイント(さっちゃん毒舌解説付き) 総括


地味は侮るなかれ

さっちゃん「地味こそ文化、地味こそ基礎。地味を極めれば、人の心を動かせるのよ。」


連携が生む“地味の芸術”

さっちゃん「一人の地味は微笑み。二人で重ねると共感。団体なら感動まで到達するから侮れないわ。」


笑いの扱いには責任を

さっちゃん「笑わせるのも、大事なのは“誰を傷つけないか”って配慮。魔界でも同じよ。」


「地味笑いでも侮るな。笑いの極致を目指す者は、毒舌とツッコミで制御せよ!魔界の笑い戦線、今日もカオスと爆笑の境界線を行き来したわね。」


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