第1話 黄泉のお笑いステージ開幕!
魔界テレビ局
夜空を焦がすネオンサインが光り、「MNT(魔界ネットテレビ)」の前には、
突如、見慣れぬ移動舞台が現れた。
ステージにはド派手な垂れ幕。
『黄泉の新喜劇軍団 地獄漫才大会 開幕!』
黒いスモークの中から、ハイテンションな声が響く。
サンマンマ「魔界のみんなぁ〜!死ぬほど笑う準備できてるぅ〜〜!?」
観客「イェーー!!!」
サンマンマ「じゃ、今日はマジで死ぬまで笑ってねぇぇぇ!」
どっと笑い声が巻き起こり、
魔界の風が震えた。
ステージ中央では、すでに地味ーちゃんがマイクを握っていた。
地味ーちゃん「……今日の服、ベージュ。昨日もベージュ。明日もベージュ。人生灰色」
シーン……
と思いきや―
観客の一人「ぷっ……やば、地味すぎて逆にツボる……っ!」
その瞬間、彼は床に倒れ、笑いながら白目をむいた。
サンマンマ「魔界の住人1人笑い死にダウン〜〜!ヒ〜〜〜ヒッヒッヒッヒ!」
そのひき笑いが空気を歪ませ、
魔界の電灯がパチパチと弾け飛ぶ。
狭間の蚊んぺい「ブ〜〜〜〜ン。
お前のツボ、刺してええか?」
観客「かゆっ!? 笑いと一緒にかゆいっ!? なんだこれぇ!」
蚊んぺいの羽音が観客の脳をくすぐり、全員が笑いながら体を掻きむしる。
山田山田「俺がボケで俺がツッコミィィ!お前バカか!?そうだバカだ!!」
テンポ1秒以下の掛け合いに、観客の脳波が笑いがショートダウンした。
魔界テレビ塔のアンテナから“笑い電波”が噴出した。
さっちゃん「いや笑い死にさせてどうすんのよ!命まで持ってくタイプのネタとか聞いてない!!」
マオ吉「Yo!これはただのお笑いステージじゃねぇ!バトルフィールドだ!」
マオ吉がマイクを構える。
ビートが走る、重低音。
「♪Yo Yo Yo! 笑いがウィルス 空気が地獄
魔界テレビ 今夜も狂気の放送局!」
サンマンマ「おやおやぁ〜〜ラッパー参戦?じゃあ笑いでビート刻むわよぉ〜〜!」
声が波紋となり、空気中に“ひき笑い粒子”が舞う。
バルゴン「おいマオ吉!リズムだけじゃ足りねぇ、筋肉で押すぞ!」
バルゴン、上着を脱ぎ捨て、マッスルポーズ!!
さっちゃん「ちょっと!照明反射して観客さらに笑ってるじゃない!もうカオスの極みよ!」
サンマンマの笑いが頂点に達した瞬間、
巨大な「笑顔マーク」の魔法陣が天に浮かび上がる。
それが広がるたび、観客が次々に笑い転げる。
サンマンマ「ヒ〜〜〜ヒッヒッヒ! これぞ“笑い死にウィルス・Ver.∞”!」
マオ吉「悪ぃが、オレたちは“笑って生き残る側”だぜッ!」
さっちゃん「よし、ネタ勝負よ。アンタらのボケ、全部論破してやる!」
バルゴン「筋肉は裏切らねぇ!ギャグより分厚い防御壁だ!!」
ステージに光と笑いの嵐が巻き起こり、
魔界初の“命懸け漫才バトル”がいま、幕を開けた!
本日の学びポイント(さっちゃん毒舌解説付き)
笑いは最強の武器……でも殺意付き
さっちゃん「笑いで人が倒れるって、どんな教育方針よ!魔界も笑いすぎて死ぬ時代に突入?現実の漫才師も気をつけなさい!」
武器は笑い、対策はラップと筋肉
さっちゃん「ビートとマッスルで笑い死にを食い止めるって、完全にパワー系リアル魔法よ。現実世界で真似したら通報されるわよ!」
ウィルスは気づかぬうちに広がる
さっちゃん「笑いすぎて倒れる人が続出。油断すると“笑い死にウィルス”みたいに、周囲まで巻き込まれるのよ。感染管理はマジ大事。」
ボケとツッコミの黄金比
さっちゃん「サンマンマのボケ、地味ーちゃんの地味ネタ、蚊んぺいの羽音、山田山田の高速掛け合い……
全てを論破するには毒舌とツッコミのコンボ必須。オレたちのチームワークで笑いの洪水を食い止めるのよ!」
魔界は笑いのカオス
さっちゃん「観客も巻き込んで魔界全体がカオスになる。笑いの波が止まらないのは怖いけど、止める側も笑いながら戦うって、もう何が何だかわからないのよ!」
さっちゃん「結論。笑いは楽しいけど、魔界サイズだと命に関わる。笑わせる側も笑われる側も、毒舌と筋肉でバランス取るべし!
……あと、ラップも忘れずに。」
「笑い死にウィルス? ふん、ツッコミと毒舌があれば怖くないわよ!」