エピローグ 魔界住民たちの“ハチミツ後片付けギャグ戦線”
天から突然 ドリーマー卿の師匠である。
天然天災チート級 エルフ フリースタイルが降臨!
「なんか魔界の悪夢は、ちょっと楽しかった感じ〜」
巨大なラップボールに乗って、プーとドリーマー卿をぐるぐる巻きに回収。
プーはまだ泥だらけで、「ハチミツ…残しておいて…」と甘ったるく泣きそう。
ドリーマー卿は観覧車のゴンドラにくくりつけられ、シルクハットが斜めに傾いたまま。「夢の国は私の……」とぶつぶつ言うも、すでにラップビートでぐるぐる回されている。
空には虹色のスプリンクラーが噴射され、魔界住民たちはケーキやプリンの残骸に埋もれながらもハイテンション。
マオ吉、ビートを全開で炸裂!
マオ吉「Yo!夢も悪夢もひっくるめて、笑って進め、魔界ファミリー!」
さっちゃんはピシッと指を突きつけて毒舌炸裂。
さっちゃん「二度と夢の国には行かない。現実のが十分カオスよ!…しかも甘さ控えめ希望!」
バルゴンは炎で残ったチョコを炙りながら、「次はタコ焼きで勝負だ!」と無駄に元気。
雨女かげろうはプリン溶かして虹の雨、風車ダン吉は強風でゴンドラをぶん回し、蜂べいは落下ギャグを連発。
幽霊スケスケさんはプリンの海に浮かんで、「現実と幽霊の区別がつかない…」と真顔。
そして全員で叫ぶ
全員「悪夢の国よ、サヨウナラーーー!!!」
プーは泥まみれで「また…ハチミツ集めるべ…」とつぶやくも、フリースタイルのビートに乗せられて天高く運ばれ消え去る。
ドリーマー卿も観覧車の残骸にくくりつけられ、ぐるぐる回されながら「夢を返せ〜!」と叫ぶ。
マオ吉のラップが夜空を駆け巡り、魔界は再び平穏を取り戻す…と思ったら、
どこかでバタークリームの香りがフワリと漂い、住民たちが鼻をひくつかせる。
さっちゃんが呆れ顔で一言。
さっちゃん「……もう、甘い話は勘弁よ。現実の片付けが先だわ!」
こうして、魔界の住民たちは泥まみれケーキまみれで笑い転げ、無事に悪夢の国との決戦を終えたのであった。
そして、誰もが心に誓った。
「二度と悪夢の国には甘く釣られない!」
【バルゴン】
炎でチョコを焦がしながら掃除するも、炎が飛びすぎて自分の足元のプリンまで蒸発。
バルゴン「焦げすぎ!? これじゃ“焼きプリン”じゃなく“炭プリン”だぞ!」
住民たちから「食べられないって!」と総ツッコミ。
【かげろうの雨女】
雨を降らせてハチミツを流そうとするも、風向きミスで自分がびしょ濡れに。
雨女「夢が乾く前に、ちょっと湿らせたかっただけなのに…!」
住民たちが「湿気控えめで頼む!」と叫ぶ。
【 風車ダン吉】
巨大なプロペラで空気をかき回してハチミツを吹き飛ばす作戦。
しかし強風で帽子が飛び、バルゴンの頭に直撃。
ダン吉「おおっと、帽子が味付けに…」
バルゴン「帽子味って初めてだわ!」
【 ぶんぶん蜂べい】
飛びながら残ったハチミツを吸い取ろうとするも、吸いすぎて逆流して顔面ベタベタ。
ぶんぶん 蜂べい「夢も風船も、吸いすぎると危険ブン!」
【あのちぁん】
砂糖神の残留エネルギーでホイップクリームを巻き取り、巨大クリームボールを作る。
そのまま住民にぶつけて、全員笑い転げながら滑る滑る。
あのちぁん「楽しい現場、でも現実はもっとスパイシー♡」
【 スケスケさん】
透けた体でハチミツに覆われた建物の内部に入り込み、透明掃除でチョコを拭き取る。
スケスケさん「見えてるのか見えてないのか、俺も分からない…」
【 ナオミ】
「経費を考えろ!」と叫びながら、残ったケーキを細かく切って分配。
ナオミ「無駄を減らすのよ!でも食べるのは別腹!」
【トビ猿】
木の上からホイップクリームを巻き上げて投げる、通称“空中掃除”。
トビ猿「高いところから攻めると効率いいよね!」
しかし地面に落ちた住民の顔に直撃。
住民全員「いや、効率悪っ!」
こうして魔界住民たちは泥とハチミツ、ケーキの残骸を滑りながらも笑い転げ、魔界を清掃。
さっちゃん(毒舌総括)
「夢も悪夢も楽しかったけど、甘さと滑りは後片付けが命取り。
現実の掃除はギャグじゃ済まないって、いい加減学びなさい!」
マオ吉がラップで締める。
マオ吉「Yo!魔界は甘くても、笑って進め!滑っても笑え、これが後片付けビート!」
そして、泥まみれハチミツまみれの魔界住民たちは、笑いとともに夜空を見上げる。
「次の悪夢が来たら……またギャグ全開で倒すだけさ!」
『さっちゃんとバルゴンとマオ吉の魔界世直し7 悪夢の国からサヨウナラ』
ー完ー