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【45万2千PV突破 ! 全話 完結】運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『さっちゃんとバルゴンとマオ吉の魔界世直し7 悪夢の国からサヨウナラ』
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第3話 悪夢のパレード、地獄の始まり

魔界の空に、カラフルな夢魔たちによるパレードが突如出現

だがその正体は、鼻息全開のトンペイによる催眠ガス作戦だった。


「みんな仲良く眠ろうブヒィ~!」


挿絵(By みてみん)


住民たちは一瞬にしてまぶたが重くなり、あくび連発。

「うう…これは夢か現実か…zzz」

「目が…開かない…zzz」


バルゴンが慌てて炎を操り、巨大な飴細工の山を溶かして催眠ガスを遮断。

「オレの炎で甘さも夢もまとめて蒸発させるぜ!」


しかし床は飴と催眠ガスでスライム状になり、住民たちは滑る滑る。

「うわっ!床がキャンディー地獄!」

「滑る!滑るよぉ~!」


その混乱の中、さっちゃんがピシッと指を突きつける。

さっちゃん「どこが“悪夢の国”よ!不眠症治療にしかならないじゃない!」


住民たちはその毒舌で目を覚まし、少しずつパニックから復帰。

マオ吉がラップで状況を実況しながら、士気を鼓舞。

「Yo! 甘すぎる罠でも、みんなで踏ん張れ!夢よりリアルが大事だぜ!」


トンペイは鼻をフンフンさせ、催眠ガスを追加で放とうとする。

「ブヒィ~、今度はもっと強力に眠らせるブヒィ~!」


だが、ここで住民たちがギャグ全開で反撃開始。


スケスケさんが透明の床に飛び込み、滑りながら巨大な棒をトンペイにぶん投げる。


サンカクさんは帽子を回転させ、飴を飛ばしてトンペイの視界を遮る。


バルゴンは炎で空中の催眠ガスを蒸発させ、熱風でトンペイを後退させる。


トンペイはあくまで鼻息ブヒィ~攻撃を続けるも、滑って転び、鼻先に自分の催眠ガスを浴びて一瞬ウトウト…。


さっちゃんが鬼の形相で叫ぶ。

「もー! 甘い顔してると痛い目見るのよ!現実見なさい、ブヒィ野郎!」


マオ吉はラップで決め台詞を入れる。

「Yo! 鼻息で眠らすなよ、俺たちは夢じゃなく現実を生きるんだぜ!」


その隙に、魔界住民たちが一斉に突撃。

飴の山を盾にしてトンペイを押しつぶし、棒で鼻先をつつき、バルゴンが炎で締める。


滑り転ぶギャグ満載の攻防で、トンペイはついに力尽きて後退、鼻息も止まる。


トンペイ「ブヒィ…もう…眠く…な…zzz」

そのまま床にゴロンと横たわり、催眠ガス発射停止。


さっちゃんがピシッと手を腰に置き、毒舌で総括。

「ほらね、甘えすぎも限度があるのよ。黒服だからセーフ、赤にしたらアウトよ、ブヒィ!」


魔界住民たちは歓声と笑いの渦に包まれ、再び自由に歩けるようになった。

パレードは消え、催眠ガスも蒸発。甘くて危険な悪夢は、無事に撃退されたのだった。



本日の学びポイント(さっちゃん毒舌解説付き)


甘い罠には毒舌で対抗

さっちゃん「鼻息で眠らせようなんて、甘すぎるわ!毒舌で現実に引き戻すのよ!」


ギャグは戦術の一部

さっちゃん「滑って転んで棒振り回すとか、普通なら迷惑。でも魔界では戦略よ!」


団結こそ勝利の鍵

さっちゃん「一人じゃ無理でも、みんなで力を合わせれば鼻息ブヒィも止まるのよ!」


現実を見ろ、甘えんな

さっちゃん「悪夢の国とか言ってる場合じゃない。現実と毒舌が最強なのよ!」


「甘くてフワフワな悪夢も、毒舌と団結で蹴散らせるのよ。次はもっと手加減なしで行くわよ、覚悟しなさい!」


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