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【45万2千PV突破 ! 全話 完結】運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『さっちゃんとバルゴンとマオ吉の魔界世直しの旅6 天然天災チート級エルフ再来』
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第10話 希望の光ーフリースタイル暴走全

戦場は静まり返った。魔界全域を巻き込むフリースタイルの天然チート魔法も、さっちゃんの最終奇策で押さえ込まれつつあった。


さっちゃんは静かに、しかし明確に叫ぶ。


さっちゃん

「気まぐれで魔界を滅ぼさないで!!」


その叫びは群衆の胸に突き刺さる。空気が震え、戦場の時間が一瞬止まった。


フリースタイルは少し首をかしげ、にこりと笑う。


フリースタイル

「うふふ、滅ぼすのは最後まで“楽しく”やりたいのよ〜♪」


周囲の魔界住民たちは息を呑む。


バルゴンは建物を押さえ、マオ吉はラップで状況を実況しつつ住民たちを鼓舞。


マオ吉 ラップ

「Yo! 天然チート暴れ中、でも仲間と計画で押さえ込むぜ!

フリースタイル自滅狙い、ラップで士気上げる俺のフロー!

避けろ、回れ、飛べ、Yo!これが魔界生き残りの道筋だぜ!」


フリースタイル

「うふふふ……懐かしいわね、400年ぶりの魔界……

せっかくだから、天災級フルパワーで遊んじゃうわよ!」


空気がビリビリ震え、地面が波打ち、火山が小刻みに噴火し、魔界そのものが揺れ始める。


フリースタイル

「アストラル・カオス・エクスプロージョン!

ブリザード・フレイム・タイフーン!

マグマリック・サンダー・ヴォルケーノ!

グラビティ・ディスラプション!全部まとめて天然天災級!」


空が割れ、雷と炎が降り注ぎ、氷とマグマが同時に噴き出す。建物は宙に浮き、街道は裂け、魔界の住民たちは悲鳴と笑いで混乱。


シュナイザー

「師匠、俺も斧全開で突撃だ!」


あのちぁん

「魔法全力!火も氷も砂糖も全部混ぜちゃうわ!」


しかしさっちゃんは静かに微笑む。

さっちゃん「……本気を出すときが来たわね!」


仲間たちは思わず息を呑む。


マオ吉「さっちゃん、あのチートシステムを……!」


胸元の紋章《G-04型:リリス・バイト》が光を放ち、機械的な声が響く。


《戦闘演算システム、起動》

《チート級魔法攻撃、軌道予測完了》

《回避行動、最適化》


さっちゃんは低く構え、冷ややかにフリースタイルを見据える。


さっちゃん

「フリースタイル……あんたの天然も気まぐれも、もううんざりなのよ!」


フリースタイル

「え?もう?まだ準備運動しかしてないんだけど?

でも……ふふ、私の天然チート、見せてあげるわ!」


杖を振るうたび、魔界の空が裂け、地面が揺れ、火山が小爆発。氷結の嵐とマグマの奔流が入り混じる。


さっちゃん(毒舌ラップ)

「Yo!天然暴走フルパワーでも、

私の扇と演算システムで回避・反撃パワーアップ!

避けろ、跳べ、光れ、Yo!魔界の希望、ここにアピール!」


フリースタイル

「うふふ、避けるのね!でも今度はもっとすごいのよ!

アストラル・カオス・エクスプロージョン!マグマリック・サンダー・ヴォルケーノ!

見てなさい、魔界ごと揺れるんだから!」


魔界そのものが震動し、地割れと竜巻が同時発生。住民たちは宙を舞い、火山の噴煙に巻かれる。


さっちゃん

「うるさいわね!天然暴走で世界滅ぼす気?

見てなさい、私の一閃で逆にお仕置きよ!」


さっちゃんの扇で一閃!!


挿絵(By みてみん)


青白い光を纏った扇が、杖を弾き飛ばす。

衝撃波が広がり、天と地を揺るがす。

フリースタイルは宙でくるくる回転しながら、天然ボケで叫ぶ。


フリースタイル

「ええっ!?何この衝撃!?私、負けた……?うふふ、でもまだまだ遊べるわよ〜♪」


さっちゃん

「天然チート野郎、ほんとに400年経っても学習能力ゼロね!

でもこれで魔界の一部地域は守れたから、感謝しなさい!」


マオ吉(ラップで締め)

「Yo!フリースタイル暴走中でも奇策炸裂!

さっちゃんの扇、青白く光り輝く!

仲間も全力!魔界の希望、Yo、ここにあり!」


バルゴン

「ふう……なんとか耐えたな……でも魔界、マジで揺れすぎ!」


さっちゃん(総括毒舌)

「天然チートを止められるのは、私たちだけ。

でも次は油断しないわよ、フリースタイル、覚悟なさい!」


フリースタイルはまだ宙でにこにこ笑い、次なる天然天災を予告する。魔界は完全滅亡を免れたが、さっちゃんたちの戦いは続く。



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