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事務所初配信!我らミライクリエイト!

1章開始。

同級生の死から始まり、炎上を経て開始したVtuber事務所。


 「はい!今日から新事務所が始動しますよ~!!!」

 声優で美人コスプレイヤーとして活躍中の白鷺湊こと––シンゴーキは大々的に声を張り上げた。

 見た目は赤いウルフヘアで黄色の首輪、青の瞳をしている……鬼の子だ。

 そして、そんなつり目でカッコいい見た目に反して可愛らしいお嬢様のようなドレスに身を包んでいる姿は良い意味で違和感がある。


 「来場者の皆見えてるかの~?」

 ゴーキの言葉に追随するように僕の“元同級生”のアイは配信画面に手を振る。

 あまり着なれていないであろうギャル系ファッションに黒髪ショートが更に違和感を生み、ややつりあがっている目に泣きボクロ、八重歯が“時間が停止している”ような感覚を生ませていた。

 まあ、僕らからするとそれは当然なのだが……来場者さん達はどう思っているのだろう。

 というか、アイがこんな服を着ているのを見たことなかったから違和感しかない。普段はだぼだぼの服を着ているからなおさらだ。


 「皆と会えてよかったわ~!」

 お姉さんボイスでおっとりした口調のメイド……黄瀬真改めこの事務所の社長でもある“オーカ”は呟いた。

 元々が社長だが大学4年生という大人と子供の最後の境界線にいるような『いいとこどりした女学生』はVの姿では“仕える者”という感じでゴーキの傍に立っている。

 その容姿は正にメイドで……金髪ロングのエルフメイドとして豊満な胸を強調して“裏の支配者”という感じを醸し出していた。

 

 「……」

 そんなエルフメイドの隣にいるダークエルフ執事……黒瀬アレクサンドラこと“クロヴィア”は達観しているようだ。

 ただ……この執事もメイド同様に豊満ボディなため執事服の胸元はボタンが外れている状態だ。

 それを、白髪の髪と右目を隠した前髪に切れ味鋭い目がカッコよさを更に助長させる。

 ……でも、見えない所で僕の手を握るの止めてくれ。

 

 「あ……」

 そんな流れるように回ってきた言葉リレーを断ち切っちゃうような感じでコミュ障を発動してしまった相方。

 この事務所の絵師担当の桜井春香こと“ハルヒ”はすでにきょどり過ぎている。

 セミロングのピンク髪にハーフツイン、首には犬のような首輪をしている姿に水色を基調としたセーラー服……正に学校のアイドルのような姿だ。

 そんな子が……僕の相方であり彼女なのだ。


 「ハルヒ落ち着いて」

 そんなハルヒをなだめているのが僕。

 同じようにセーラー服を着た、暗めの青髪の中性的な顔して猫っ毛を隠すように小さめの帽子をかぶっている。

 名前はアオリンらしいが……少し恥ずかしい。

 ちなみに、僕とハルヒを合わせて“アオハル”というユニットで活動予定だ。


 ……これが、僕達だ。

 そして、今日から始まる事務所のメンバーでもある。

 各々の第一声が配信に流れ、一息ついた後白鷺湊ことゴーキは口を開く。


 「こんな私達の新事務所……ミライクリエイトですっ!」


 ゴーキの言葉が配信画面上で大きく流れ––視聴者こと来場者さん達に大々的に発表された。

 いや、数日前から告知や動画は流していたのだが……皆が集まっての発表はこの場が初めてだったのだ。

 ここまで多くの時間がかかったのだが、配信画面に見えないけど皆の顔は凄く充実している顔だ。


 コメントでは「おめでとう!」「おお~~!!!」「可愛い!!」とか色々な肯定的なコメントが流れ、思っていた以上に受け入れられている感じがして嬉しい。

 数日前まで炎上していたとは思えないくらい––スタートダッシュとしては良い感じかもしれない。


 「じゃあ、オーカとクロヴィア……ウチの代わりにこの事務所の説明してもらっていい?」

 「かしこまりました」「了解した」

 司会進行として先陣を切っていたゴーキは役目を“本当の実権を握っている社長と副社長”のオーカとクロヴィアにバトンタッチさせた。

 ……なんだろ?このラノベにありそうなキャラ設定は。


 「では、私達の事務所“ミライクリエイト”の説明をしますわね?」

 「ちゃんと聞いておくように」

 「クロヴィアも聞いておくのよ?」

 「わかってるよ」

 「ふふ、いい子。えっと……この事務所は“楽しい未来をつくる”をモットーにしています」

 「オタクがオタクらしく生きていける社会をつくるんだ」

 「そうそう」

 「私達はそのために“バーチャルとリアルの融合”と“クリエイター育成”を行っていくことにした」

 「ここにいるアイちゃんは“AI”なの!凄い高性能なの!」

 『ふっふっふ』

 ……アイ、大物感をだしているけど2人の豊満な胸で隠れてるぞ?

 といっても、このアイもEカップあるらしい。

 

 「アイは今後は新しい可能性を生むために様々なところに出て行ったり、この事務所内で行われるリアルイベントで皆にお披露目するかもしれない」

 「この事務所は秋葉原にあるから皆様にも来やすくなってますからね~」

 「そして、未来のクリエイター育成をするため……私達がコミケのようなイベントも開催予定だ。そこで、私達の仲間、時にはライバルとして切磋琢磨してほしい」

 「そうなの。だから、来場者の皆といっぱい思い出を作りながら、楽しんで、未来を作っていきたいと思ってますわ。少し時間が必要かもしれませんが」

 「ということだ」

 そう2人は軽い事務所の説明を終えると……何故かこちらを見ている。

 え?僕達も何かするの?打ち合わせなかったじゃん。

 

 「……えと……僕とハルヒがこのリアルイベントでは出店もします」

 「します」

 ……うん、これ言わされた奴。

 でも、コミケに出てたから良いのか?いいよね。

 ハルヒも小さい声で「青さんと一緒だし」と言ってたから決定事項にされるんだろう。


 『ふっふっふ~!!』

 今まで特に出番のなかったAIVtuberはドヤ顔で配信画面で暴れ出した。

 ……えっと、これは話を振るべきなんだろうか?

 「アイ?」

 『ふっふっふ~!アタシは凄いんじゃぞ~?来場者の皆よ!』

 「凄いのか?」

 『当たり前じゃ!例えばホラ––」

 アイの言葉と同時に画面には僕の女装姿(勿論、V化してる)が映し出される。

 しかも、アイが『ほい!』というとロリ化したクロヴィアや、ロリ化して本来の姿に近いシンゴーキがポンポンと映される。

 

 『皆、事務所のSNSをフォローすればタダで見れるぞ~!』

 「「「おい!!!!」」」

 

 宣伝乙すぎる。

 でも、これも台本じゃない。



 そんな感じで僕らの会話がされている中、コメントはそれなりに動いていた。

 「おもしろそうだね」「乙www」「草すぎww」「えっどwwwwwwwww」

 ……本当に様々なコメントが流れている。

 でも、そのコメント1つ1つが僕達にとって凄く嬉しくなる。

 ……それでも、流石だなと思ったのがシンゴーキだ。


 「じゃ!この配信は終わっちゃうけど皆これからを楽しみにしてくれ!」


 そう言って、予定されていた配信時間に合わせて配信を終了させた。



0章では『各キャラの過去』に対してフューチャーしていきました。

1章ではそんな主人公達がVtuberとしての活動をしつつ、どういった進化をしていくのかを書いていこうと思っています。

特に僕が最近読んでいる漫画や見ているVの皆様を参考にしている事もあったり、妄想がどんどんと溢れていく中で出た事もあるかもしれませんが『ふっ』と笑ってくれると嬉しいです。


もし、0章から見て気に入ってもらえるのであれば嬉しいです。

コメントや反応お待ちしてます!

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