EP.2 森へ
続きを書きました。
自己満で書いてゆく物語の結末は私も気になってきております
晴れ渡る空に鳥の安らぐ囀りが響く森の中、私は家から近くの森の街道を通って近くの【ピア•ルーレ】の街へ向かっている。
「この森を抜けたらピアルーレの街まで一時間くらいで到着しそうだね」
地図を確認しながらのんびりと歩いている。
「ふぅ…ちょっと疲れたし少しだけ休憩しようかな」
地図をしまって杖を持ち、収納魔法を発動する。
ポンッと椅子と小さなテーブルが出現する。
「ふぅ…こういう場所でのんびりしてみるのもいいなぁ」
私は旅に対してやり遂げられるか不安もあったが、実際旅に出てみると様々なことに興味が湧いてくる。
旅に出てみると普段とは違う思考になってくる。
「んー…!やっぱり旅っていいなぁ、いつもとは違う感覚で新鮮だよ」
早速出した椅子に腰掛ける。
そしてポケットから魔力写真を取り出した。
「お父さんもこんな気持ちで旅に出たのかなぁ…」
ふと自分の父親のことを考える。
自分が一歳にもならない内に旅に出ていってそれ以降戻っていないという父。
その存在を自分が確かめることができるのはこの写真だけだ。
「今どこで何をしてるんだろう」
疑問は一向に解決されない。
もはや父はもうこの世には…
「…ん?」
ガサガサという物音に気が付き振り返る。
背後にある茂みの先に何かがいるようだ。
「…なんだろう?」
警戒して杖を手に取り、忍び足で茂みに近寄る。
向こう側を覗いてみる。
「…いたい…いたいよぉ…」
そこにいるのは傷だらけのスライムだった。
「…大丈夫?」
そっと声をかけた。
ビクッ
スライムはその傷だらけの体を震わせた。
「やめて!いじめないで!こないで!」
そのスライムは猛スピードで逃げていった。
「違う!私はそんなことしないよ!」
私もあとには引けないと思い、追いかけていく。
しばらく進むと少し開けた場所に出て川がそこに流れている。
スライムはその近くにある岩陰に隠れた。
スライムは基本泳げないためここまで来たらもうスライムは逃げられないはずだ。
「傷、治してあげるから、おいで?」
そのスライムは震えた声で言った。
「ほんとに治してくれるの…?僕のこと襲ったりしない…?」
「私はそんな卑怯なことはしないよ」
スライムはゆっくりとこちらに近づいてくる。
ある程度近いところまで来たところで治癒魔法を発動する。
杖が緑色の光を放ちそのスライムを包み込む。
「あ、ありがとう…」
「どうしてそんな傷だらけだったの?」
「実は…他の仲間にいじめられてるんだ…」
話を聞くとこのスライムはかなりのドジらしく、狩りで失敗することが多いためにいじめられていたらしい。
「ボクこれからどうしたらいいんだろう…」
「…そうだ、私と友だちになろう?そして一緒に旅に出ようよ!これから世界中を回るんだ!」
期待に満ちた表情でそのスライムを見つめた。
「…いいの?ボクみたいなスライムなんかと一緒で」
「楽しくなれる仲間がいれば旅はいいんだよ、私も旅をする仲間が欲しかったんだ!」
私はそのスライムに微笑みかけた。




