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インフレーション

作者: 桜伊寝猫





...見つからない...

まだ、まだ見つからない...


今日もまた、あの光を探しに海に行く

親には「夢を見るのは小学生まで」と言われた

その時悲しかった

本当に夢だと思ってしまったから

ただ、悲しかった

...なぜ?なぜ見つからない?...


明日小学生最後の日を迎える

なんで?なんでなの?

あれはみんなの言うとおり夢だったの?

あの暗闇にポッと強く輝くたった一つの私の灯りだったのに?

あの光があったから、私は今を生きているのに?


あぁ、私から(生きる力)が逃げていくのが自分自身分かる

この混沌とした闇の中でまだまだ幼い私はこれからどうやって生きるの?


なんでこの世界は私を引き離すの?

なんでこの世界は残酷なの?

なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?

なんで?なんで?なんで?なんで?なん―――


フッ


何かが私の心の中の...たった一つわたしを照らしていた

小さき最後の心の蠟燭の火を消した

そして私は砂浜に倒れ込んだ

前髪の隙間から見える星空がきれいだった





☆☆☆☆☆






天才(てんさい)とは、努力(どりょく)する凡才(ぼんさい)のことである。


アインシュタイン...


世界には!人口78億7500万人の人間が生きており

その中でも人口の約99パーセントの凡人と約1パーセントの天才で分けられている!

この物語はある天才の少女と科学、友情の物語である!!!

__________________________________________________________________________________________




ピピピピピピ♪

「.........」

私は起きて朝ご飯を食べずに学校に行く準備をした


今日から高校になる

相変わらず蠟燭は消えたまま

中学生の時何度死のうかと思ったか...

親に怒られ、周りから変人扱いされ、話し相手もなく、いじめられて、昼ご飯はいつも一人

寂しい...という感情も、もはや亡くなっている


学力1位

実技1位

出来ない事は何もなく

何事も興味がなく

見える景色は....灰色


お金を稼ぐことがに児戯に等しい天才だがそれさえも興味が無い

全力を尽せば今頃国王にもなれるのに興味もない

何でもできる、だが感情が無い...それはもう機械のようで


ガチャ


扉を開ると、何時(いつ)ものように優しく微笑んでいる母がいた

「おはよう...」

「....」

母に挨拶されても私はただうなずくだけ

「行ってらっしゃい」

「.......」

また、うなずくだけ

廊下を歩き、靴を履いて、玄関の扉を開けて、外に出る

今日は日本晴れ、だが、彼女の見える景色は灰色

1196日、それが灰色でなんも変化なく、なにも楽しげも無い日常

.................

...........

......

自転車のお陰か、十五分で学校についた

正門を潜り抜けて






初めてこの世界に色がついた瞬間だった


ネタ

ねるねるねるね

キャンプ/天体観測

論理的


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