軍散の乱 14
また少し時は戻る。
その闘いは花とミレトス。
「あなたプログレ好きなの?」
「如何にも!」
「なるほどね…」
「貴殿は、どちらが好みで…」
「Yesとかいいわね。」
「素晴らしい!良いですね!
Pink Floydはお好きですか?」
「えぇ。」
「狂気とウォールどちらがお好きですか?」
「ウォールかしら。」
「残念。私は狂気です。」
「あら…」
「そろそろ始めますか…」
「残念。楽しい時間は長くは続きませんものね…」
ミレトスは自分の周りに数字をばら撒いた。
数字は宙をゆっくりと漂う。
「数字にはそれぞれ意味がある。
そして、個性がある。」
「おもしろいのね」
「それを知れば知るほど、
私の意識は強くなっていく。
例えば…」
ミレトスは6を片手にとり、花に投げつけた。
花はそれを避けようとしたが、
何故か転んでしまった。
「いたっ…」
「6は不吉な数字。
転ぶだけで良かったではないか。
直撃していたら、
相当な不幸が起こっていたに違いないぞ!」
「なるほどね」
花は起き上がると
すぐに意識を使って数字を取り寄せた。
その数字は2だった。
「なに…」
花は飛んできた2を掴む。
すると、花の手はまるで、
切れ味鋭い包丁を握ったかのように
そのままスパッと斬れた。
斬られた手は
そのまま地面に落っこちた。




