刀靭の変 3
「掛け声は?」
「テメェでやれ。カンピ。」
互いに距離をとる。
「では、はじめ!」
6人は全員動き出す。
「固定空間!」
シュンカがすぐ仕掛ける。
敵は3人とも動けなくなった。
「コラ、これを外せ!
俺は味方だぞ!名前覚えたか?」
動けなくさせられていたのは敵だけでなく、
カンピもだった。
「その文句はこいつに言え。
こいつが指示したことだから。」
シュンカはヤイバを指す。
「わりぃな、やりたいことあんだ。
試したいことがな…」
「おい、シュンカ。あいつを解放しろ。」
ヤイバは天然パーマの男を指す。
「してくれ。ぐらい言えよ。」
「解放してくれ…」
男は空間学の拘束が解け、動けるようになった。
「自己紹介くらいしな!
解放してやったんだから。」
「偉そうにすんな!俺はゼノン。星2つだ。」
ヤイバはすぐ剣を抜く。
「星なんてどうでもいい。
俺は剣士だが、問題ないか?」
「問題あるわけないだろ!」
2人は向かい合う。
ヤイバの手には銀に輝く刀が、
ゼノンの手には何もない。
シュンカはそれを見ている。
「早速、奥義を使わせてもらう!」
ヤイバは駆け出す。
バリぃ!
ヤイバの骨に響く音がした。
(この音だ…、発動した…!)
多少の痛みも伴った。
ヤイバの刀がゼノンに振り下ろされる。
ゼノンはそれを見切り、
身体を拗じらせかわしてみせた。
「当てさせてはくれねぇか…」
「素手なんで!」
すぐさま刀の向きを切り替え、
二撃目をすぐ繰り出す。
ゼノンはそれもかわし、
なおかつ、刀に触れてみせた。




