第16回〜第20回、ラスト項目〜第28回
第17回
・ごいのはなし……仏教語
西洋物を書いている時、最も苦心するのがこの仏教語。もう本来の意味を越えて日本語として使われているせいで、代替語句がない。そんなだから、出典さえ定かでなく馴染んだものは使いましたが……
中華ファンタジーで漢語なら大丈夫だというのは幻想でした。
日本で意味が変わってしまったように、中国においても仏教語は意味が変わってしまっている!デスヨネー……
しかも日本の変化とはまた別だったり!ソンナー……
嗚呼、言葉とは変わるものだとしみじみするしかなかったので、少しだけ頭に残しながら後はテキトーに。
第18回
・でないもじのはなし……漢字
機種依存文字を使わない、という決定は、そこそこ大変なのだと架空中華を書いてみて思います。
日差し意味する「こざとへんに日」という文字は、意味合いが美しいので使いたいが出ないものは仕方ない。「門に韋」などは、でないけど後宮で続出するので、どうしたらいいのか。
主人公の姉の名前は、当初「女に朱」を使い、「女朱・姫(読み:シュキ)」にするつもりだった。出なかったけど。つぎに褒め言葉である「青に見(読み:セイ)」を使おうとして、やはり出ない。もう宝石の名前使うかー?いや主人公だけハズれてしまう。ああどうしよう……で、やぶれかぶれになって今の名前になりました。なんか、さも最初から決めたかのように文中では説明されてますがねー。
まあ名前なんかは変えたらいいのです。キュウは変えなかったけど。出ない文字でしか言えない衣装なら、書かなかったらいいのです。この先どうごまかそうか、考え中ですが。
黄とか黒とか実とか、漢字の新字体で書いてますみたいな荒技もあるので……出ないくらい、諦めるが良いのです。
・でないよみのはなし……書籍題名
植物誌・薬物誌は(誰が書いたものを示しているかは)ともかく、題名は簡単に読めます。
如意方と神農本草経なども、わりと有名どころで和訓もありますね。「にょいほう」と「しんのうほんぞうけい(きょう・ぎょう、とも読む)」
けどまあ勝手に作ったものなどは、好きに読んで下さいというところで。
第20回
セリフがあるのに名前がない(取り立て人、客引き)ひともいるというに、どうしてコイツだけ名前を決めてしまったのか!田好!
しかもすごい、ルビ振りにくい……デン・コウなんだけど、ついタ・コウと書きそうに。参考中国音声は、ティエン・ハオです(マジでどうでもいい話だ)。
この回におきまして、葉っぱのつきかたの説明がありますが、読んでみたら自分で書いたのに、何を書いてんだか分からんて……困ったものです。
いや、「こう」というイメージはあって、それはすぐ思い出せたのですが、いくら読み直してもさっぱり読み取れない。
書き換え前を抜き出してみましょう。
「新芽は枝に交互について、開く。五葉にね。でも蕾は枝の先端か、五葉全てが外に向いて陽が当たったものの……手の甲の辺りにしかつかない。だから取って良いのは、内側についた葉だけ。蕾がつかなければ、いずれ枯れて落ちてしまう……それをわたしがもらったところで、木は困らないでしょう?」
分かりません。アンタ、何言ってんですかって感じ……
まあ、書いてた当初も何度も書き直した覚えがありますよ。とりあえず、五葉とは葉っぱが五つのぎざぎざに分かれたものらしい、と分かればいいや、くらいな感じで書きましたが。
読み飛ばしてもいいです。書いた本人がこんなですから。
第25回
・かんりについて……職業
第14回の、よんではいけないはなしでも書きましたが、官吏等の名称を日本語で読むのは結構困るものです。
どの官位につけるかまでは考えて、やれやれと思ったら発音できなーいー。香試などは、官職名としてあるわけじゃないので、まあいいやで済ませましたが、将兵の位についてはどうしたものか。
左領左右府って、さりょうさゆうふとしか読めんが、問題はそこではない。右領もあるところでな……
そもそも古代中国の軍は、ほとんどが左右に分かれていて、左右領は左領・右領だけどでも左右府は左右でいいらしいと……つまり、左領左府将軍ではなく、左領左右府将軍。府がない時もある。
本当なのか。ほんとーにそうなのか?実は将軍の一つ上に大将軍があり、これは文献に「領左大将軍とも言う」とあるので、もういっそソレに……!と考えたりもしたが、それではあまりにも上位すぎる気もしてな……一つしか違わないんだけどねえ。
最初に決めたのは別の軍だったので、そっちに戻すかとも思ったが、侍衡とするためには、左右領を選ばなくてはならず。まあ……あんまり正確に規定できない部分でもあるので、読めなさは二の次にしてテキトーに処理することに。
だいたい左右くらいテキトーでも何ということもない。何しろ、中華物で一番のネックとなる宦官を超ざっぱに処理したからね!
そう、棠梨〜の中では、宦官はあんまりいないよ!っていうね!
この「あんまり」がぼんやーりごまかした部分。設定では、太監くらいとしました。たいかん……と読む、はず。まあ実際、初唐はあんまりいなかったらしいからいいだろう。
以上、第一部の追補項目おわり。
回を数字でなく、一応サブタイを入れたから、なんか……分かりにくくなってしまった。まあいいいか。
固有名詞なども多少、洩れている気もする。あまり重要でないということで、流しておいて下さい。




