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第三部、第20回(80部)〜27回、固有名詞の追加

第20回、各色名堂之一


・がいこくごのはなし2……言葉の意味


 差別的ニュアンスがあるので、あまりナントカ族、部族という言葉を使わないで欲しい、と、最近の人類学かなにかで言われているようです。

 とりあえず第20回、初端で使った「少数部族」は、文字列の都合と、そこまで広義の人民を示したかったわけではない、ということで使ったのですが。


 それはともかく、クシの言語として、モデルにした東シベリアには、わりといろいろな人が住んでいて、『青い目』が区別する語句として存在します。

 ナナイにしようと決めた時には、知らなかったのですが、『青い目』の語句があるのは、ちょっと都合が良かった。

 まあ、ナナイのコミュニティ外に青い目を持つひとびとがいた、ということなわけだけど。ナサルニ〜の言葉がなければ、「青い目を持つ森のひと」をカルガマと呼ぶので、それを使う予定だった。


 話中で使った語句の意味は、だいたいナナイの言語そのままです。


 造語でないものだけメモ。

エジェン  :天の神 :発音はエジュンのが近い?(あるじ)という意味も含む

スゥン   :聖像  :お守りの木像のこと

ドルキンバ :地下界 :文字通り、地面の下の世界。黄泉(よみ)は「ブニ」

ムドゥール :天の龍 :善というより、神の圧倒的な力を表すもの、かな

ポジャ   :火の主 :火の玉というか、ドルキンバに住む女の霊

プィムール :水龍  :水の悪霊っぽいもの

アンバー  :悪魔  :悪霊のこと。アンバーニとも言う

コリ    :怪鳥  :人拐(ひとさら)いの悪霊鳥。コオオーとか鳴きつつ飛ぶそうな?

アレンキ  :幽霊  :正確には、弔いをされていない死者のこと


シウン   :太陽  :この「ウ」は小さくしなくていい……はず

ウルドゥル :神奇  :不思議と同じ意味

エルデンゲ :不思議 :えるげんで、と何度打ち間違えたことか…

キアシム  :音   :シアシムと書く方が、音としては正しいかも

クシ    :幸福  :できるだけ獣の巣(キュウ)とは対極の語句を選びました…


 以下はルビ三昧の都合でのメモ。

子ども:プリル :年下の子、という意味では「ヌー」とか「ヌージィ」

兄貴 :アガ、アーグ、アガー :どれも同じ「兄」の意味

父  :アマー :家族名称は、アとマのオンパレードだね…

祖母 :ママ・ママーチャーン :説明はのちに

老人 :マファ :祖父は「マパ」だけど、PかFの音声違いなのかは謎

お菓子:アムタ :概念的な意味でお菓子。

木の実:アンタカ:ベリー類のこと。木の実から想像するのとは少し違う、かな

青い目:ナサルニ・ニョンジャン:これがあって助かった。

                実は、青の単語は見つからなかった!

                だから「青」が「ナサルニ」とは限らない!

                ことよってはニョンジャンが青だ!

                だって「赤い」がスゥグジェン……

忌まわしい :セッカ  :形容詞か副詞だと思うけど、名詞として使いました

いろいろ  :ゴイ・ゴイ:正確には、ディファレントの意味

ありがとう :バニハ  :シベリアで遭難したら、とりあえずバニハ?


 ほかの人物名にも意味はありますが、手に入れられた単語数が少ないので、名前と性格を合わせるのは諦めた。


 なお、ナナイの音声をより正確に表そうと、研究者の方々が「なんとかして造り上げた」発音記号のために、スゥンを「セヴェン」と読んだ神話の本も多いようです。

 なので、せっかく存在するのに、この記号なんだっけ読めんということで、名前にできる単語が足りなくなり……シアシム、シァーシィム、もしくはキアキムを、キアシムと複合させたことだけは、書いておかねばならないと思います……



第22回、各色名堂之三


・ぎょくのはなし……碧玉は青くない


 色にも時代があるように、玉も新旧あるわけで。

 普通、碧玉といえばエメラルドを指して、瑠璃という青色には当たらない。

 ただ中国語でいうところの碧玉は、エメラルドではなくて、あくまでも軟玉の種類で「みどり」っぽいものを指す。だから、一見、翡翠にそっくりだったりする。

 そしてまた、青玉も紅玉も、現在の宝石で示されるラピスラズリでもルビーでもない。やっぱり軟玉の一種。青玉なんか、青という言葉から想像する色とは違う感じの、半透明とは言いにくい昏い石だったりする。ある意味、青い目に似るのかもしれないけど。

 まあ、青玉という文字からイメージを引っ張り出すと、なんとなくサファイアになりそうだ。瑠璃と思うことは、ないかもしれない。現代訳語で当てられている文字は、青金石(ラピスラズリ)だしね……

 とりあえず、玉を目の形容詞として使うならば、碧眼の意味するものが「あおいめ」なので、「碧」玉の単語を選ぶことにしました。


 ついでの話として。

 黒玉は一単語で表せば「玖」。ピカピカした黒い石ならみんな玖。でも「玉」の下のランクの石を表す言葉……そうですか……

 中国では内側に柔らかく光を入れる半透明な白い石が、最・高・級!とか思うらしい。だからピカピカしてても黒いから二級。そして半透明な翡翠は、白い玉に次いで、高・級!なわけだ。

 もっとも、中的価値観では、どうしたって「黄」が最上にくるから、黄玉(おうぎょく)と呼ばれる軟玉(つまり、トパーズや黄水晶ではない)が、めっちゃ稀少な玉として重宝されるらしい。徹底した黄色好きである。


 どうでもいいけど、白眼視という言葉は、中的には「青眼」でもいいらしくて、瑠璃の目について青い目青い目と書き続けたのは……青い眼と書くのを避けたからである。



第25回、邂逅之三


 なんか漢字を確認していたら、犯の字は、ネットだと消されてしまうことがあるとかで、禁忌をおかす、と、ひらいて書いた方がいいですよーとか……ホントかいな?

 まあ、文字列の長さの都合上、ここではひらきましたが。



第27回、再会杜棠之花


・がいこくごについて……ままーちゃーん!


 ナナイの言語を使っているわけですが、これ。この祖母。めちゃくちゃ書きにくかった。

 正確には、ママ・ママーチャーン。だからといって、お母さんがママかは不明。お父さんはアマーなんですが。

 ママーチャーンと書くと、どうみても『「ママ(母)」「ちゃん(敬称)」』に思えます。

 東シベリアですから、やがて日本に流れて愛称形としての「ちゃん」になった、という考えも浮かばないわけではないですが。

 偶然という可能性の方がめっちゃ高い。

 この辺りの言語は、使われている土地が近くても、言語的には連続していなくて由来不明の独立系とされています。まあ、研究が難しい消滅間近な言葉のせいもあるけど。



 いろいろ訂正だの言い訳だのが増えてきた追補、第三部は以上です。


 ところで固有名リストにある聞学士……

 どこに出てた? いないよね? 豆鍛錬をした女官ではないんですよ。なんか、書いたとこ削除しちゃった……かな? おや?


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