表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺とボクとは釣り合わない  作者: アッキ@瓶の蓋。
天才にはあと1歩が足りない

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

21/23

7

まぁ、別にそんなに懇願(こんがん)しなくても梶原(かじわら)君はすぐに来てくれた。

まぁ、入り口近くのテーブルなんだから来るのが普通なんだけれども……。



「おっ、綺理(きらり)さんじゃん! 何、してんだよ?」



「……気にしなくて良いですよ、梶原君」



けど、梶原君よ。姉川(あねかわ)さんと来るのは予想外だったんですけれど……。



「……はい。梶原君と姉川さんの2人ですね。どうぞ、ジュースです」



私はそう言って、梶原君にオレンジジュースを、そして姉川さんには……何が好きか分からないので、とりあえず青汁を渡しておいた。



「あぁ、ありがとうな。綺理さん」



「……これ、嫌がらせでしょ?」



2人はそう言って、手に持ったジュースを飲み干す。明らかに姉川さんは、嫌そうな顔だったんですけれども……。



「今日は2人でパーティーですか?」



「まぁ、な。こいつはこうでもしないと、こう言う(にぎ)やかな所には来ないからな。

この前言ったかと思うが、こいつはビルから一度死にかけている。だからこう言う、楽しめる場所で定期的に人間に慣れさせてるのさ」



「……あぁ、なるほど」



どうやらこの元自殺志願者を人に慣れさせて、もう二度と戦うって言う意思を起こさなくするのが狙いですか。梶原君らしいと言えば、梶原君らしい策ですね。



「……もうしないってば」



「はい、はい。まぁ、そう言う訳だから……今日は楽しんでくるよ。綺理」



「あ、はい! 私も出来る限り終わったら合流するので、楽しんでいってください! 梶原君………………(それに姉川さん)」



ボソッと言って、2人を中にお通しする。



「おっ、ありがたい。ありがたい。

じゃあ、姉川。入るか。中ではダンスパーティーみたいなのもやってるらしいし」



「……分かったわ。楽しんどく。

(さっき、明らかに私をあまり、歓迎していないみたいですよね)」



そして2人はパーティー会場の中に入って行った。

楽しそうだったのが、少しいらつくんですけれども……。



「……まぁ、今は新山(にいやま)さんが来るか? それか他の人に頼むとしましょうかね」



早く来てくれると嬉しいんですけれども……。

パーティーを梶原君と、早く楽しみたいんですけれどもね……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ