表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

ごっこまんの140字小説集

ごっこまんの140字小説集③

作者: ごっこまん
掲載日:2026/05/15

ごっこまんがX【https://x.com/gokkoman】で発表している140字小説のまとめ

人狼ゲームやろう

「何それ」

あれ、僕以外知らない?

ならやりながら説明するね

まずくじ引きで人狼を決めて…

「あー!はいはい!」

ピンと来た?いけそうなら本番しようか

「人狼だーれだ!」

あー違う違う

『俺〜』「ふぅ〜!」

考えられる限り真逆だよそのゲーム

「じゃ俺君吊るしま〜す」

こいつ怖っ!


――人狼の王様


   ・


「鳶が鷹を生む

凡才が神童を儲ける比喩です

本日一羽ご用意しました、鳶が生んだ鷹

子の才能を信じる

この鷹は親心に適う縁起物

特別価格で」

鷲だ

「何しろ鳶の鷹、外見は鳶とも鷹とも」

それも禿鷲

「愚禿と申しまして」

親鸞の自称

「鸞は鳳凰の一種」

『鸞です』

鸞じゃねえか

いやしゃべったな?


――ランタカトンビ


   ・


「想像力豊かだな!その推理に従えば俺は全員ブチのめしてトンズラこけるぜ!」

『惜しい。推理を披露した以上、単騎制圧できると暗に告げたつもりだが』

「試すか?」

孤立した山荘に徒手空拳が炸裂す

その調子で争え

真犯人、合成魔獣娘は息を潜める

何で被害者がピンピンしてて探偵とバトり出すのよ


――ドッカンバトル探偵 剛力


   ・


狐は葡萄を採ろうとした

だがいくら跳んでも届かない

「どうせ酸っぱい葡萄なんだ。食べる価値ない」

『うっふ〜ん♡そうなの〜?♡私、どれだけ酸っぱいのか試したいわ〜♡』

狐は必死で葡萄を採る

ドスケベ狐お姉さんにねだられたからではない

『君もど〜ぞ♡』

谷間の葡萄はたわわで、うおデッカ…


――◯っぱい葡萄


   ・


みなさん、石化シチュお好きですよね

人間を石化させると、同じ体積でもグッと重さが増します

一体何が起きているのか、実験してみましょう

今回はメデューサさんが手伝ってくれました


「アイマスク取りま〜す」


(この世の終わりのような大爆発)


核融合が、起きましたね


でんじろう先生のはぴエネ!


――石化考


   ・


歯も生え揃ってねえ小僧っ子が、風の噂にやんちゃしてると聞きゃあ…

ちょっと目ぇ離した隙に牙が抜けてやがる

テメエ何でこうなる前にわしを呼ばん

「いつ抜けるかなんてわかりませんよ」

一報寄越さんか

「乳歯が抜けただけですよ」

『じいじみて。歯生えた』

あぁ〜孫の笑顔でじいじキュン死する〜


――牙抜け


   ・


イタリア人は激怒した

必ずスパゲティが折られるのを阻止すると心に誓った

対策は二つ

決して折れないスパゲティ

折れば粉微塵のクスクスと化すスパゲティ

結果は失敗

後者は袋詰めからクスクスと化し全滅

前者はフェラーリの新素材に採用

後のフェットチーネラーリ

名車メンオルギーニの先駆けである


――イタリア製麺・車産業偽史


   ・


天照大御神がまた引き籠った

『困った。今度はショート動画漬けだぞ』

「任せろ…天照様!右左どっちで料理作りましょう」

天の岩戸が微かに開く

「料理系がブーム…Jammo ja!」

【Vai!Vai!】

ウキウキで飛び出す天照

【次の神有月はナポリに集合な!】

『出雲大社だよバカ』

「Approved」

『おい』


――ドパガキ天照


   ・


ざぁこ♡ざぁこ♡

襟元擦り切れ♡

嗅いだり吸ったり♡

水イカくっさ♡糞害くっさ♡外見くっさ♡

食う寝る忘れシコる処♡

無駄撃ち子種の無駄子種♡

逮捕逮捕逮捕の性犯罪♡

性犯罪のガチ末代♡

ガチ末代の恥晒しのお嫁来ないの♡

超不細工の超助平♡

「君だけだよ、僕の名前を呼んでくれるの」

親恨め


――メスガキ寿限無


   ・


この店は目の前で揚げてくれるのか

「ええ何でも揚げますよ」

じゃあ棚

「お客さん…からかうんなら出てってくだせえ」

棚“に”でなく棚“を”揚げろってんだ

「とまあウチの揚げ足取りはセルフサービスなんでさ」

へえ、大将、やるね

「お客さんも通だ。棚は爪先立ちで届くくらいで?」

そうそうこの高さ


――揚げもの屋にて


   ・


世界一ふわふわなパンケーキを作る

世界一ふわふわなら、世界一空気を含んでいる

全世界の空気をパンケーキ一つに詰めれば不動の世界一だ

畢竟、そのパンケーキは世界最大

完成品は限りなく大気の組成に近づく

つまり僕らは既にふわふわパンケーキにほぼ包まれている

幸せだね

わかったなら代金を払え


――世界一ふわふわなパンケーキ


   ・


「ヤベーぞ逃げろ!」

暴走したキョンシーの襲撃

『道士はどこだ』

「何か[せや急々如律令の“律”を“淫”に変えたろ]とかほざいて…」

『バカじゃねえの』

【ヤらせろッ!】

「うわぁー!」

【でキョンシーから仙人になった訳】

「そうはならんやろ」

【なっとるやろがい。今日の房中術ノルマヤるよ】


――ファッキンキョンシー


   ・


【手足が三対ある生物は】

昆虫?

【我々ケンタウロスの手足は】

…三対

【そういうことだ】

夢壊すなよ

【夢押し付けた側が言うな】

ごめん

【我々の真実を教える】

大袈裟な

【声帯ないから楽器で話してる】

どんな…は、初音ミク!?

【便利な世の中だ】

男の声に聞こえる

【調教だ】

えっぐ…Pやれよ


――ケンタウロス考


   ・


金ビキニ職人の朝は早い

繁忙期のGW、取材に応じてもらった

職人の金尾基二氏は語る

「金ビは着る人が選ぶ物じゃない。着せたい人が選ぶ」

彼のTLには金ビ絵がずらり

「着る人が喜ぶ物を目指してて。けど、渋々着てもらうのがミソだね」

金尾氏の仕事着も金ビ

堂々の着こなし

しかしむしろ寂しげだった


――金ビキニ職人


   ・


【朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足。これは何か】

スフィンクスの問いに旅人は赤面する

「昨日の夜の体位…」

【詳しく】

「手押し車、駅弁、Y字バランス…」

【ぐふふ】

艶めいてお色気変化=ジツするスフ淫クス

「イヤーッ!」

旅人のヘルス・カラテ!

【グワーッ!】

「正体見たり。淫魔犯すべし」


――サキュバススレイヤー


   ・


私のお墓の前で煽らないでください

そこに私はいません

は?いないが?

死に無知なメスガキが…

千の雑魚に×2なって

お前の集団登下校に吹き渡ってわからせてやる


秋には光になってお前に降り注ぐ

冬は生え際のようにギラつく雪になる

朝は鳥になって早起きわからせる

夜は星になって地動説わからせる


――千の雑魚になって


   ・


催眠アプリの多くはジョークアプリ

だが稀に本物が紛れている

そうした本物もある意味偽物なのだが、機能は本物なので悪質だ

その一例

催眠を試す際、本番前に予行演習をするはずだ

その際、アプリは使用者に次の催眠をかける

「限度一杯課金し忘れろ」

課金後、アプリは自動でアンインストールされる


――カスの催眠アプリ


   ・


「ここは手を組もう、僧侶」

『やむを得ませんね、死霊術師』

「我が先に。貴様は後始末」

『承知しました』

死の魔術が命を狩り、浄化魔法が不浄を清める

「如何に痛んだとて、これで食える肉になったろう」

『でも何か黒い汁が…』

「理論上は…ペロ…あ醤油だ」

『薄塩で肉風味のナンプラーだこれ』


――異世界ギリセーフ


   ・


怪談タクシーに乗った

「真夜中のこの辺でした。黒髪でワンピースの女性を乗せて…」

ベタだなあ

客がいつの間にか消えてシートが濡れてたとか

「で、こう言うんです

『良い加減、死んだって気づけ』って

ははあ、じゃ幽霊らしいタクシーをやろうかって…」

タクシーが消える

私は叫ぶ

夜のド田舎だぞ


――怪談タクシー


   ・


手を合わせっこ

私より遥かに大きい手

「お手」

私を犬扱い

ムカつくから冷たくする

でも、甘えたい心はお見通し

この手で今から、滅茶苦茶に…

両手に頭を包まれる

親指が頭を撫で、人差し指が顎を、残りが喉元から胸を…

「お前これ好きだねぇ」

こいつ他の女の臭いをさせて

【ゴロゴロ】

この猫誑し


――仔猫ちゃん


   ・


あの夏、一緒に遊んだ少年と再会する

「お、お前、女だったのか!」

『違う』

「どう見たって女…」

『私は卑しい雌犬』

「おっとそうきたか」

『野良だよ』

「誰に覚えさせられた」

『自分で』

「独学かよ!」

『…あ、犬はワンって鳴かなきゃ。お仕置きを』

「しねえよ」

『放置プレイ』

「無敵か」


――すっかり見違えたあの夏の子


   ・


糊を食べた雀に怒って、お婆はその舌を切ろうとした

が、雀の舌は既に切れていた

【スプリットタンよ】

得意げに披露する雀に「遊び人め」と僻みながら、お婆は釘づけ

【そだ、爪塗ったげる】

お婆は嫌がっても無抵抗

綺麗な爪にうっとりするお婆

【お婆可愛い】

「別に…」

雀はズルい

その笑顔が憎い


――舌切り雀ギャル


   ・


「タイムマシン完成だ」

博士まだ途中です

「私は未来の私だ」

激務で壊れたか?なら完成品は?

「ない

マシンは搭乗者のみ時間旅行させる物だった

往復にはマシン用マシンが必要だ

早速計画変更を」

後日、身元不明の遺体発見

更に後日、実証試験で事故

博士失踪

計画凍結

休日返上させてきた博士が悪い


――時間を死守せよ


   ・


通勤電車で見かける彼

大勢の中で彼だけ印象深い

いつも見てたせいか、ある日彼が手を振った

これは…決心し話しかける

「いつも走って電車に追いついてますよね」

彼は驚いた

『手を振らすのは良いよ。会話はヤバいよ。俺屋根伝いに走る忍者の妄想だよ』

満員電車で私の周りが空いている

私だけの忍法


――限界ブラック忍者


   ・


「ごん、お前だったのか。いつもTLに海外ニキのグルメを流してくれたのは」

ごんはガッツリと肉を食らったまま頷きました

兵十は瓶コーラにバターピーナッツをドポポと、注ぎ落としました

スパイシーな炭酸が、瓶口からボコボコ出ていました

「そのBBQ肉、おくれよ」

二人は肉とコーラを分け合いました


――ごんぎつねニキ


   ・


魔法は法則に非ず

熱源に太陽の核融合、呼吸に量子トンネル効果

生物は法則を利用し尽くしてきた

何故魔法は例外か

魔法は後発で開発されたシステムだからだ

システムなら管理者がいる

我々は管理者に支配されている

「陰謀論きちぃ〜」

『仕様書抜きで引き継いだ身にもなれよな』

「前任者殴りてぇ」


――異世界ディープステート


   ・


書類選考通過の通知が届いた

実技試験の会場へ向かう

試験官が実技内容を説明する

「皆さんの資格は充分。これから私が剣を振ります。その動きにご対応ください」

達人の太刀捌きだ

剣の軌跡が光の尾を残し、一撃で無数の太刀筋が光る

僕は操縦する手に汗を握る

斬撃エフェクトってドローンだったんだ


――爽快ソードアクションRPG


   ・


アキレスと亀

アキレスでも逃げる亀を捕まえられない、パラドックスの一種です

今回ご用意しました、その亀

〆切り、借金取り…誰にも追いつけないこの亀と一緒なら、逃げる不安とおさらば

今なら特別価格

お買い上げありがとうございます

どうぞお持ち帰りください

どうしました?捕まえるだけですよ


――アキレスと亀


   ・


私は分かれ道に立った

片方は正直村へ、もう片方は嘘つき村へ

それぞれの村の娘が一人ずついる

一つだけ質問して、正しい道を選ぶには…

【隣の子、好き?】

「大好き」

『大嫌い』

大好きと言った子が泣く

大嫌いと言った方が焦る

「嘘よ」

『ねえ本当にやめて』

そうか…

ここが私の目的地だったのか


――正直百合村と嘘つき百合村


   ・


ここのパスタは店員が好きなだけチーズをかけてくれる

「ストップって言ってくださいね」

その最中、妻が産気づいたとの電話が

代金だけ払い、産院へ

母子共に健康

育児に没頭

妻とあの店に寄ると、入口から雪崩れる粉チーズ

『湧き所なのよ』

慌てて私はストップをかけた

で、離婚

頭固い男は嫌ってさ


――無限チーズ


   ・


何でこの施術を?男?

「いえ」

じゃ何?

「肩乗りの小さな自分に台詞を復唱させる?のが流行りで」

言うほどか?

「息子は大トロで」

…!

「中トロはあっても小はね…私が代わると言うと『ママは赤身じゃん!』って…それで、脂肪注入を…グスッ」

…これ、子供に

「何?」

似たようなもんさ

「トロッコ…?」


――大トロ『ママは赤身じゃん!』小トロ『アカミジャン!』


   ・


魔王様、女にした勇者に親衛隊が就き破竹の攻勢です

「余が女にしたと伝えよ」

天晴、親衛隊を服従させるとは

「当然。誰が女の体に慣れさせたと」

武器庫を占拠し、過程の開示を要求しています

「余と勇者だけの思い出ぞ」

奴らが暴動を

「余も女と伝えよ」

今度はタチネコ論争が

「迷惑すぎるぞよ」


――追い詰め百合魔王ちゃん


   ・


知恵の実を食え

蛇がイヴを誘惑する

「神様がダメって」

【これでもか】

蛇は知恵の実の芯をくり抜き、バターを入れた

粉砂糖をまぶしてオーブンへ投入

バターキャラメル香る焼き知恵の実のパンケーキ、シナモンとバニラアイス載せ、味変用チョコソース

「わぁ♡」

【生命の実つける?】

「つけりゅ♡」


――ギルティ超えてシン超えて滅

※再掲&リメイク


   ・


ゴーレム住宅を売り出した

これが大ヒット

備え付け家具もゴーレムの一部で、家事はフルオート

オートロックは鍵不要の生体認証

何より歩けるから不動産じゃない

ただ、夢の住まいにもクレームはつく

「急に家に入れなくなった」

原因は壁にかけた額縁

誰だって怒るに決まっている

身体に釘打たれたら


――ゴーレム住宅

Xのフォローはこちら【https://x.com/gokkoman】


↓は本当に読んで欲しいやつ


無原罪御宿の吸血鬼

https://ncode.syosetu.com/n3398kl/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ