09
また短いです
「「ごめんなさい…」」
2人の少女は、俺に謝っていた。何度も言うようだが、俺は最高神。いくら創造神といえ、この世の中、この現世のシステムである『能力』を持っている時点で、俺は剣が強いのだ。この2人は力だけでなく、技術もあった。才能に見合うだけの努力をしてきた、と言うことがよくわかった。俺は力に振り回されて破壊行動に勤しんでいると思っていたのだが。どうやら、違うようだった。まあ、もう原因は解いたのだが。
「おまえらは、なぜこんなことをしたんだ?」
「なんか、壊さなきゃって。」
「一緒に、こわせって。ささやくの。頭の中で。」
「怖いけど、やらなきゃって。」
「わかるの。死の気配が近づいているのが。」
「わかるの。死にそうな特訓をしてきたから。」
うーむ…こいつらは変なことを言っているようだが、あながち間違っていない。こいつらには、死の気配…要するに、『殺気感知』の能力が身についている。努力の結果というのもわかる。そして、こいつには呪いがかかっていた。『破壊衝動』これがこいつらの呪いで、なにかを壊さなければ、体が蝕まれ、激痛が走る。そして、いつかは倒れ、狂気に身を任せる。実質の死だ。いわゆる、麻薬といったところか。
しかし、この呪いは、基本的な威力が弱い。よほどの力を持った存在でないと、こんな力を持つ2人にはかからないだろう。
「何故?誰にかけられた?わかるか?」
「「わからない…」」
…うーむ。
「でも、呪い、解いてくれたし、一緒じゃない?」
「いや、また呪いをかけてくるかもしれん。」
「そっか…」
…まあいいか。きたら吹き飛ばすからな。
ゼシアに任せておけば、なんとかなるだろう。
「アグノス様⁉︎」
結局2人はうちに居候することになったのだった。
…われながら急展開だなあ………
1996FYが思ったよりも好調。2個目でこっちと同じブクマ数。まあ、8個だけど。あっちにも少し力入れよ。こっちみたら、是非みてください。