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02

「俺が…オーファン…だな」


…………………………………………………………………………………………………………………………………


そう言った瞬間、もう一つの記憶が流れ込む。


こう、頭の中に、ゾワ〜ッと。


まるで、もう一回人生を繰り返すかのように。


しかし、頭の中にだけ。とんでもないスピードで進行していく。


意味は理解ができる。


わからない単語でも。


この、『王家の教養』として身につけた、されど、まだ完璧に解析されていない


精霊語ですら。


誰もが解析できなかった、


神語ですら。


全てが、あたまのなかに…


…………………………………………………………………………………………………………………………………


「な、なぜ、防げる?」 「な、なぜ?」 「オーファン様、あなた様の加護では⁉︎」


そう、三人の大人達は叫んだ。


三人は神殿騎士。


光、発動方法を見ただけでなんの神か分かるのだ。


「僕は…オーファンだ」


されど、そんな少年を、一瞬で信じることなどできない。


たとえ、自分を創造神だと言っていても。


この世に真の正義など存在しない。


たとえ、相手が子供でも。


自分が信じることこそ、正義。


創造神様に適するものは、邪悪。


故に…自分の正義を突き進む。


それこそが、神殿騎士なのだから。


…………………………………………………………………………………………………………………………………


「ふう、こんなもんか。」


オーファンはため息をついた。


その足元には、三人の大人達が倒れていた。


それは、神殿騎士。


「無駄に強かった…僕って、こんなに影響力があったんだな…」


それは時間にして約三秒。


相当弱位の聖霊を倒すのに、十秒。


これだけでも、神殿騎士の強さがわかる、と言うものだ。


そこで一つの疑問がアグノスの頭をよぎった。


〜なんで俺には加護がなかったのか、と。〜


その問いを解くため、単純な答えの求め方を思いついた。


それすなわち…


「里帰り!」


姿を消したアグノスは、神界に向かった。


評価がつくことを祈ります。…いやでも、めんどくさいしいいかなあ…………

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