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鬼
「死ね。」
桃は木刀で、鬼頭を殴った。
鬼頭は壁まで吹っ飛んだ。
壁に打ち付けられてそのまま地面に崩れ落ちる。
あまりのダメージに立ち上がることはできないようだった。
桃は倒れている鬼頭の方へ歩みよると、ゴルフの要領で、また鬼頭を殴った。
「がはっ!」
「ちょっ!!?桃ちゃん!?」
「もう、十分よぉ〜。」
雉羽田と猿飛が桃をとめる。
しかし、桃は止まらない。
「止めないでください。悪は排除せねば。」
「やりすぎだって!」
「そうよぉ〜!もう、抵抗してないわぁー!!」
猿飛が桃の木刀を掴んで力強く引いた。
しかし、それはまるで固まった石像のようにピクリとも動かなかった。
「桃ちゃん!?」
桃は第3撃を振りかぶった。
顔には楽しそうな笑みが浮かんでいた。




