戦闘
「お前ら馬鹿か!なんで盗んだ金を置いてきちまうんだ!!」
「ひぃ!!!すいやせん!!」
「たく、警察に捕まらなかったから良かったものを!」
鬼頭はむしゃくしゃして目の前に転がる空き缶を蹴った。
アジトはかなりに散らかっていた。
思い出しただけでも腹がたつ。
(犬養の野郎…。何が、『金より大切な物』だ。偽善者が…。)
その時、アジトの入り口が急に開いて、光がさしこんだ。
「うぉ!なんだ!」
「眩しい!!」
四人のシルエットが浮かび上がる。
「現世に蔓延る悪鬼どもを屠るため!」
「呼ばれてないけどやって来た!」
「可憐なスーパーアイドル!雉羽田!」
「仁義に熱い男!猿飛っす!夜露死苦!」
「現代版諸葛孔明!犬養!」
「桃田家28代目桃太郎!桃田桃!」
「「「「四人合わせて!キビキビ団!」」」」
四人はそれぞれ思い思いの決めポーズをとった。
全然揃っていない。
「き、キビキビ団だと!?」
「聞いたことがないぞ!」
ブラックファングらは別の意味で動揺していた。
「畜生!どうやって!アジトの位置をつかんだ!!」
「それは、ひ・み・つ♡」
雉羽田が鬼頭にウインクした。
「秘密っていうか、あんたらのアジトへの地図が温暮露薬局に売ってたっす!」
猿飛がその地図を見せた。
ご丁寧に地図の周りに仕掛けられた罠の位置まで記入されている。
「本当にその薬局…なんなんだ?」
本当になんでも売っている店だった。
「よくわかんねぇこと言ってんじゃねぇ!俺を邪魔する奴はぶっ殺してやる。」
鬼頭の声を合図に、ブラックファングの下っ端が襲いかかってきた。
全員手にはマシンガンを持っている。
「打て!」
だだだダダダダダッ!!!!
咄嗟に犬養たちは左右に分かれて障害物の後ろに回った。
「あんなのありっすか!!?」
「犯罪者にルールが通用すると思うな!」
ジリジリと下っ端が近づいてくる。
「ハイこれぇ♡」
雉羽田が猿飛に鉄パイプを渡した。
「うわ〜!鉄パイプだー!って、なんすかこれ!」
「鉄パイプ」
「知ってるっす!なんでこれを俺に!」
「猿って確か如意棒で戦うんでしょう?」
「…。」
雉羽田が微笑む。
やられた。
「どうなっても知らないっす。」
猿飛が飛び出した。




