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警察?
「もう警察が来やがった!!」
鬼頭は急に慌てだした。
彼は狡猾な男であったが、それと同時に臆病でもあった。
それ故に、完璧な計画を立てて、絶対に警察に捕まらないようにしているのだ。
そう、彼は警察を極度に恐れていた。
少し考えたら、警察が強盗に気づくはずがないことがわかるはずだが、パニクりすぎて頭が回らないようであった。
「ボス!どうして警察にばれたんでしょうか!!?」
「知るか!!いいからずらかるぞ!!」
ブラックファング達は慌てて逃げていった。
桃はぽかんと突っ立っていた。
あまりにあっけない幕切れ。
「そーだ!大丈夫ですか!犬養さん!」
桃は犬養に駆け寄って、その縄を解いた。
「すまない。嬢ちゃん。すっかりお荷物だったな。」
「私は当たり前のことをしたまでです。」
その時またまた、どこかで声がした。
「まったくぅ、お荷物にもほどがありますぅ。」
「俺たちが来なかったら終わってたっすよ。」
それは猿飛と雉羽田だった。
「お、お前達!どうして。」




